上図は、相居飛車からの進展で▲6二銀成と金を取った手に△同玉とした局面。ソフトの評価値-140で互角。
この局面は、金と銀の交換でやや先手が駒得ですが、後手は次に△4七銀成とする手があり少しうるさいと思っていました。
評価値も互角とはいえ少し先手の方が悪いみたいです。
実戦は△4七銀成を受ける意味で▲5七金としましたが、あまりよくなかったようです。
▲5七金△同銀成▲同銀△8五銀▲7四銀△8六銀で、ソフトの評価値-841で後手有利。
この手順は、▲5七銀と打って金と銀の交換から△8五銀と打った手が手厚く、ここではまだしも▲7四歩とするべきでしたが▲7四銀と打ったため角を取られる展開で苦しくなりました。
▲5七金では▲7四歩がありました。ソフトの評価値-146で互角。

▲7四歩は対局時も見えていたのですが、△同飛に次の一手が分からずに指すのをやめました。
▲7四歩△同飛▲6四金△8四飛▲7四歩△7二歩▲5四歩△同歩▲7七桂で、ソフトの評価値-21で互角。

この手順の△7四同飛に▲6四金が見えておらず、たしかにここに金を置くのが手厚いです。
△8四飛に▲7四歩も次に▲7三歩成があるので△7二歩と受けますが、そこで▲5四歩と突き捨てがうまいです。
△5四同歩の形にしておけば後手から△6三歩と催促されても▲5四金と逃げながら角取りになります。
よって△5四同歩ですが、そこで遊んでいる8九の桂馬を活用する▲7七桂が味がいいです。
この局面も結構先手も危ない形ですが、後手玉も薄いので攻めが制限されそうです。
▲7七桂に△4七銀成なら、▲3三歩成△同角▲7五角△8三飛▲6五桂△6一桂で、ソフトの評価値-405で後手有利。
この手順は▲7五角から▲6五桂して▲5三桂成を狙いますが、後手も△6一桂と受けられると先手が少し苦しそうです。
簡単には先手が良くはならないようですが、後手玉も薄いので先手も食らいつく形になれば勝負形だと思います。
少し苦しい局面からの指し方が参考になった1局でした。