上図は、後手雁木からの進展で△3七銀と打った変化手順です。ソフトの評価値+2016で先手勝勢。
実戦では△3七銀と打たずに駒を投げたのですが、△3七銀と打たれたらどのように指すかが少し迷っていました。
△3七銀はこれ以上指し手も勝負所がないということで、指す気がしない気持ちは少しだけ分かります。
駒割りは角と銀の交換で先手が駒得で、先手も守りも金と銀の3枚がしっかり守っているので、後手もやる気が出ないということだと思います。
ただし、ここから正確に先手がまとめて勝ち切るまでは手数がかかるので、どのような手順になるのかが気になります。
△3七銀▲7一角△7二飛▲4四角上△4八銀不成▲6一銀で、ソフトの評価値+2440で先手勝勢。

△3七銀の両取りには▲7一角と打ちます。
さすがに▲8二角成とされると後手は指しようがなくなりますので、△7二飛としますがそこで▲4四角上と角にひもをつけます。
△4八銀不成には▲6一銀が厳しく、後手の守りの金を取れればだんだんと後手玉が見えてきそうです。
先手は角2枚と銀と桂馬と3四の歩が急所に働いているので、攻めが切れなければいいという感覚です。
△3七銀▲7一角△8一飛なら、▲4四角上△4八銀不成▲5三銀で、ソフトの評価値+2327で先手勝勢。

この手順は、後手の飛車の位置が違う展開でそれ以外は△4八銀不成までと同じですが、そこで▲5三銀と打つのが少し見えづらいです。
5三の地点には角2枚や桂馬もいるので、そちらの駒を活用する手もあるのですが、あえて重たく▲5三銀として後手の金を攻める感覚です。
▲5三銀に△5一金なら、▲1一角成△7一飛▲2一馬で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。
この手順は△5一金とすることで次に△7一飛と角が取られる形ですが、▲1一角成が少し見えづらいです。
▲1一角成では▲3三歩成もありそうですが、▲1一角成として以下▲2一馬から確実に駒を補充して寄せの形を作ります。
▲2一馬でソフトの評価値が50000と出たということは、後手玉は受けなしということです。
▲3三桂打や▲3二馬の筋がありますので、後手は受けなしです。
局後の検討では先手が寄せきるということですが、多分実戦ではこんなに簡単にはいかないだろうと思っています。
投了以後の指し方が参考になった1局でした。