飛車を横に使って受ける


上図は、後手陽動振り飛車からの進展で△5五歩と突いた局面。ソフトの評価値-142で互角。

先手は後手の8四の歩を取って1歩得ですが、△5五歩と突かれて▲同歩なら△同銀があります。

▲5五同銀なら△同角があるので、△5五同銀には▲7七桂と受けますが△4六銀▲同歩△5二飛で、ソフトの評価値-390で後手有利。

この展開は、後手の飛車と角が軽く良く働いているので、やや先手が指しづらい感じです。

本譜は▲3五歩△同歩▲2四歩△同歩▲3四歩△5一角▲5五歩△3四飛▲2二歩で、ソフトの評価値-445で後手有利。

この手順は、後手の角を追いやってから▲5五歩と歩を取る手ですが、後手も軽く△3四飛とできます。

△3四飛の局面もすでに先手が少し悪そうですが、▲2二歩も重たかったようで、△3三桂▲2一歩成△2五桂として先手は香車を取っても歩切れで後手の駒が軽いので先手が少し悪いようです。

先手の8四の角も後手の飛車に狙われそうで指しづらいです。

▲3五歩では▲5八飛がありました。ソフトの評価値-131で互角。

▲3五歩では▲5八飛と飛車を横に使う手があったようです。

▲5八飛は受けの手ですが、次に▲5五歩があります。

▲5八飛に△5六歩なら▲同飛△3五歩▲同歩△同銀▲7七桂△4六銀▲同飛△4四角▲3七歩で、ソフトの評価値-138で互角。

この手順は、後手は△3五歩は三間飛車にたまにでる手で、3三の角の影に3二の飛車がいるので、角がいなくなれば飛車が活用できる展開です。

△3五同銀に▲同銀なら△9九角成がありますので▲7七桂と受けていい勝負のようです。

▲5八飛に△5二飛なら▲7五角△5六歩▲7七桂で、ソフトの評価値-179で互角。

この手順は、先手は▲7五角として▲3一角成を狙いとしてどうかという展開です。

後手も△5五銀とぶつける手があるので怖い形ですが、角道で▲5三歩と止める筋があるのでいい勝負のようです。

飛車を横に使って受けるのが参考になった1局でした。