上図は、先後手逆で横歩取り青野流からの進展で▲5五馬と6五の馬がよった局面。ソフトの評価値-961で後手優勢。
この局面は先手に馬を作られていますが、後手の2七のと金が大きいので後手がいいと思っていました。
本譜は△3八歩▲4八銀△7三角▲同馬△同桂で、ソフトの評価値-812で後手優勢。

この手順は、△3八歩と打って2七のと金を活かす指し方ですが、▲4八銀とかわせると2七のと金が少し重たい形です。
どうも昔からこのような局面では△3八歩というのが直感で浮かぶ棋風のようで、形勢判断がよく分かっていませんでした。
評価値を見ると少し下がったものの後手優勢なのでそんなに悪い手ではなさそうですが、他の手もありそうです。
△3八歩では△2八歩がありました。ソフトの評価値-1033で後手優勢。

この手は3筋に歩を使うのでなく2筋に歩を使う△2八歩です。
一見△3八歩より厳しさにかけるかもしれませんが、確実に駒が取れるというのが大きいようです。
△2八歩に▲9一馬なら、△2九歩成▲4八銀△2八と引▲8一馬△2九飛▲7三桂△4九飛成▲同玉△3八と寄▲5八玉△4八と▲同玉△3七角▲5八玉△4九銀▲6八玉△5九角成▲同玉△5八金まで。
この手順は、一直線の流れですが後手の2枚のと金がゆっくりしているようで意外と厳しく、△2九飛と打った手が詰めろになっているがうっかりしやすいです。
△2九飛で△3八と寄だと少しぬるい感じで、△2九飛とするのが大事みたいです。
△2八歩に▲同銀なら△同と▲同馬△7三角で、ソフトの評価値-1179で後手優勢。
この手順は、後手が銀得なのでさすがに後手優勢です。
目先の厳しい手より後からくる厳しい手の△2八歩が参考になった1局でした。