しっかりと受けて指す


上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で▲4三とと寄った手に5一の飛車を△5六飛とした局面。ソフトの評価値+878で先手優勢。

駒割りは角と金の交換でいい勝負ですが、先手は4三のと金が働いているのと後手玉が7二の玉と少し先手の攻め駒に近いので先手優勢です。

ここでは最初に▲5八歩が浮かんだのですが、2段目に歩を受けるのはあまりいい形でないという先入観から▲4四ととしましたが、これはよくなかったようです。

▲4四と△4六角成▲同歩△5七桂成で、ソフトの評価値+194で互角。

将棋はどんなに優勢でも1手でおかしくなることがあり、本局もそうだったのですが、△4六角成は見えていましたが△5七桂成は全く見えていませんでした。

4五の桂馬は2一にいた桂馬なので桂馬が3段目に成れれば、攻めている方は満足です。

▲4四とでは▲5八歩がありました。ソフトの評価値+864で先手優勢。

この手は、2段目に歩を打つことで5七の地点を補強した手です。

▲5八歩と打てば▲5三歩といった攻めの手は2歩で使えなくなりますが、ここはしっかりと受けるべきでした。

▲5八歩に△4六角成なら▲同歩△同飛▲4八歩△5七歩▲5三とで、ソフトの評価値+1352で先手優勢。

この手順は、△4六角成から△5七歩と後手も食らいついた攻めですが、▲5三とから次に▲6三とから▲2三飛成の筋で先手優勢です。

▲5八歩に△8四角成なら、▲4四と△8二玉▲4五と△5一飛▲2三飛成で、ソフトの評価値+1225で先手優勢。

この手順は、△8四角成と長期戦の手ですが、と金の活用から桂馬を取って▲2三飛成とすれば先手指せそうです。

しっかりと受けて指すのが参考になった1局でした。