上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で▲6三龍と2三の龍を捨てて△同玉に▲5四角と打った局面。ソフトの評価値+99986で先手勝勢。
対局中は、これで後手玉が寄り筋だとは思っていましたが、これで以下即詰みまでは気がつきませんでした。
▲5四角に△6二玉なら▲6三金△5一玉▲5二歩で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

この手順は、▲6三金△5一玉に▲5二歩と打てるのが大きく、△4一玉なら▲5三桂△4二玉▲4三とまで。
▲5二歩に△同金なら、▲同金△同玉▲4三と△6一玉▲5二金まで。
少ない持ち駒でも駒の配置がいいのでぴったりです。
▲5四角に△7四玉なら、▲7五歩△8四玉▲8五金で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

この手順は、▲7五歩に△同玉なら▲7六銀以下詰みなので△8四玉としますが、そこで▲8五金が気がつきにくいです。
金はとどめに残せという格言がありますが、逆に金を捨てるのが浮かばないです。
▲8五金△同玉▲8六銀△8四玉▲9六桂△9四玉▲7六角まで。
なお▲8五金では▲7六桂と打っても以下詰みでした。
▲7六桂△9四玉▲9五金△同玉▲9六歩△9四玉▲9五歩△8五玉▲8六銀まで。
ここでも持ち駒の桂馬があるとぴったりですが、角と銀と桂馬での組み合わせによる詰みというのは、最初から詰みがあるというのは少し考えにくいのが盲点です。
本局もそうですが、後から検討すると即詰みがあったというのがかなりあります。
即詰みにせず確実に勝つ指し方もあるようですが、かえって局面が複雑になりそうなので、できるだけ詰ますように意識しています。
詰将棋とは少し違う実戦特有の詰み手順をたくさん覚えて終盤力を身につけたいです。
少ない持ち駒で寄せるのが参考になった1局でした。