右玉で後手が踏み込む変化


上図は、角換わりから後手右玉の進展で先手が2筋の歩を交換してから△2三歩と打った局面。ソフトの評価値+75で互角。

対局中は、▲2四歩以外に有効な手が見えず2筋の歩を切ってもどこに飛車が引くか難しいと思っていました。

飛車が引く形であれば▲2八飛か▲2九飛ですが、どちらに引いても△5五銀と出られると少し先手の模様が悪いと思っていました。

本譜は▲2八飛に△3五歩と後手は3筋の歩を交換して持ち駒に1歩を持つ指し方だったのですが、△5五銀にどうするか迷っていました。

▲2八飛△5五銀▲5六歩△6六銀で、ソフトの評価値+13で互角。

この手順は、△5五銀に▲5六歩は△6六銀と出られると▲同銀なら△3九角があってお手伝いのような流れですが、△6六銀に▲6八銀と引いて次に▲6七歩で銀を取る手があります。

この手の流れは先手が指しづらくあまり見たことがないのですが、どちらがいいのか分かっていませんでした。

△6六銀以下▲6八銀△2二角▲8八角△6五桂で、ソフトの評価値+9で互角。

この手順は、△2二角は▲6七歩なら△同銀成▲同金△9九角成のような狙いですが、先手も▲8八角と受けて▲6七歩を狙います。

後手は△6五桂と攻め駒を増やしますが、少し無理筋とはいえ先手もいやな形です。

後手は最悪△5七桂成から角交換して△3九角のような狙いです。

この展開は先手も桂得になりますが、△3九角に▲5八飛とする形はあまりよくないので難しいです。

△6五桂以下▲2四歩△同歩▲同飛△3三角▲3四飛で、ソフトの評価値-27で互角。

この手順は、2筋の歩を合わせて▲3四飛とすることで後手の角がいなくなれば▲6六角が狙いですが、先手も飛車を渡すと△2九飛の筋があるので怖い展開です。

やはり実戦的にはこの変化は先手は選べないと思います。

右玉で後手が踏み込む変化が参考になった1局でした。