序盤で振り飛車の飛車を縦に使う


上図は、先手居飛車に後手四間飛車からの進展で△4二飛とした局面。ソフトの評価値+89で互角。

この局面は、後手が四間飛車にすれば当たり前にように出てくる局面です。

評価値は少し先手の方がいいですが、人間の感覚だと全くの互角です。

ここから▲6八玉と上がりましたが、次の後手の指し手は驚きました。

本譜は▲6八玉△4三飛で、ソフトの評価値+197で互角。

▲6八玉は全くの普通ですが、△4三飛と飛車を上に使うのはこの局面では初めて見ました。

同一局面の棋譜検索などしたことがなく、やりかたも分からないので調べていませんが、私の中での対局や棋譜の鑑賞では初めてです。

将棋には知らない手がまだまだたくさんありそうです。

序盤の早い段階で振り飛車の飛車を横に振りなおすのでなく縦に使うというのが、今までにない感覚です。

実戦ではここから▲2五歩と突いて後手の形を見たいような気もしましたが、後手は3筋の位を取ってから金を3四の地点に移動させて2筋を逆用されそうな感じがしたので持久戦模様にしました。

ここから20数手進んで△7二金で、ソフトの評価値+255で互角。

この局面は、後手は4三の飛車は動かすことなく玉の整備に手をかけた形です。

実戦はここから数手後に△7三桂▲6六歩△6四歩から△6三飛として△6五歩とぶつける展開になりました。

△6三飛とすることで後手は3二の銀を△4三銀とする形です。

結果的には後手の飛車は4筋や2筋でなく6筋から活用する展開になりましたので本当の後手の狙いは分からなかったのですが、また同じような局面になれば今度は先手は急戦調で指してみたいと思います。

序盤で振り飛車の飛車を縦に使うのが参考になった1局でした。