上図は、相居飛車からの2枚銀からの進展で△4八銀と打った局面。ソフトの評価値+1253で先手優勢。
△4八銀は△5九銀成以下の詰めろなので、先手は一時的に受ける展開になりますが、評価値がここまで先手がいいのが気がつきませんでした。
本譜は▲4九金△同銀不成▲3五飛△同金で、ソフトの評価値+1814で先手優勢。

この手順は、▲4九金から▲3五飛として詰めろを消すのはそんなに悪い手ではなくまずまずだったのですが、この次の手が悪かったようです。
△3五同金以下▲7九玉で、ソフトの評価値+281で互角。
この▲7九玉は6九の玉の形でも先手は詰めろになっていないので早逃げの手で、部分的には悪い手ではなさそうですが、この局面においては1手パスみたいな手でした。
▲7九玉では▲5一馬がありました。

▲5一馬は▲4二馬の詰めろですが、この手が見えていませんでした。
▲5一馬に△4三玉が気になりますが、▲5四銀打△3四玉▲4三角まで。
この手順は、普通は入玉模様で捕まらないような形ですが、後手の3五の金の位置が悪く▲5四銀打から▲4三角がぴったりです。
▲5一馬とした局面はほとんど後手玉が受けがなさそうです。
▲5一馬以下△3三桂▲6五角△4三桂▲3四桂△5九飛▲6八玉△5八飛成▲7七玉で、ソフトの評価値+2387で先手勝勢。
この手順は、▲3四桂が厳しく△同金なら▲4三角成△同玉▲4二馬までぴったりです。
△3四同金とさせることで3四の地点に玉が移動できないのが大きいです。
よって△5九飛から△5八飛成としますが、▲7七玉で先手玉はつかまりせん。
▲5一馬が見えれば先手が勝てそうですが、それが見えないと△3三玉から入玉模様な展開になると先手も大変です。
寄せの▲5一馬が見えるかが参考になった1局でした。