上図は、脇システムからの進展で△6五馬と歩を取った局面。ソフトの評価値+239で互角。
駒割りは金と銀香の2枚替えで先手が少し駒得でも、先手陣はやや薄いのでいい勝負のようです。
ここで先手の手番で色々と指したい手がありますが、本譜はあまりよくなかったです。
本譜は、▲7一角△7二飛▲6二銀△7一飛▲同銀不成で、ソフトの評価値-726で後手有利。

この手順は、▲7一角から▲6二銀と角と銀で迫る手ですが、後手は△7一飛と飛車と角を交換するのがいいみたいで、銀がそっぽにいってここで後手の手番になるのが大きいようです。
▲7一同銀不成以下△6六金で、ソフトの評価値-734で後手有利。
このような展開になると急に先手玉が危ない形になります。
先手の持ち駒には飛車がありますが、▲7二飛と打っても△4三玉とされるとまだ駒が不足しており後手玉は寄りません。
▲7一角△7二飛まではいいとして、▲6二銀では▲5一銀がありました。ソフトの評価値+223で互角。

▲5一銀と玉を下段に落とす手で、この手は少しは見えていたのですが、△同玉でも△4三玉でもはっきりしないと思って指せませんでした。
▲5一銀に△同玉なら▲5三角成△5二金▲8四桂△8二飛▲7一馬で、ソフトの評価値+1077で先手優勢。
この手順は、△5二金に馬を逃げずに▲8四桂が継続手で、△8二飛は自然なな逃げ方で馬取りと桂馬取りですが、▲7一馬に△8四飛なら▲5三歩が激痛です。
▲8四桂に△7三飛と逃げれば▲7二金と喰いついて、ソフトの評価値+165で互角。
実戦的にはまだまだ大変ですが、一応手になっているようです。
▲5一銀に△4三玉なら▲5三角成△同玉▲6八香で、ソフトの評価値+427で先手有利。
この手順は、△4三玉にはあっさりと▲5三角成と角と金を交換するのが見えにくく、▲6八香と攻防に打てば馬取りで馬が逃げれば香車が直通して後手陣が少し危ないので先手が指せるようです。
銀を打って玉を下段に落とす攻め方が参考になった1局でした。