上図は、角換わりから後手右玉の進展で2筋の歩を交換してから▲2九飛と引いた変化手順の局面。ソフトの評価値+66で互角。
対局中は、2筋の歩の交換以外に有効な手が浮かばなかったのでやむを得ず指した感じですが、飛車をどこに引いても△5五銀と出られて悪いと思っていました。
実戦では▲2八飛と引いたのですが▲2九飛だとどうなるかが気になります。
▲2九飛以下△5五銀▲5六歩△同銀▲3八銀で、ソフトの評価値-170で互角。

この手順は、△5五銀には▲5六歩と突いて銀を狙います。
▲5六歩に△同銀に▲同銀なら△3八角で悪いので▲3八銀と引いて、銀ばさみから次に▲5七歩を狙ってどうかという展開です。
▲3八銀以下△3五歩で、ソフトの評価値-126で互角。

このような局面で△3五歩のような手をうっかりしやすいです。
後手は5六の銀と持ち駒の角と歩で3筋から手を作れるかという展開です。
△3五歩に▲同歩なら△3六歩▲4五桂△同銀▲同歩△4六桂で、ソフトの評価値-490で後手有利。
この手順は、銀と桂馬の交換ですが△4六桂と両取りに打たれた局面は先手がつらそうです。
△3五歩に▲5七歩なら、△3六歩▲5六歩△3七歩成▲同銀△3八角で、ソフトの評価値-55で互角。
この手順も銀と桂馬の交換ですが、△3八角と打って以下▲3九飛△5六角成と右玉独特のもたれて指すような展開です。
先手とすれば互角なので最悪この展開もあったかもしれません。
ただし、数手前に一時的に▲3八銀と引くような指し方はあまりいい形でないので指しづらいです。
やはり後手が△5五銀とでる形は結構有力なので、できれば先手は△5五銀とさせないような駒組みを目指した方がよかったかもしれません。
右玉の△5五銀は有力だと分かった1局でした。