上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲5六銀と4七の銀が出た局面。ソフトの評価値-127で互角。
対局中は、次に▲4五銀と出られる手がいやだったので△8八角成▲同銀△2二銀としたのですが、ソフトの評価値+40で互角。
この手順は、後手から交換して受ける形ですが手損になるので評価値を見ると少し後手が損をしているようです。
なお△2二銀に▲4五銀は△3三銀▲2五桂△2二銀で次に△2四歩がありますので、ソフトの評価値-272で互角のようです。
後手は受けを中心に考えるのでなく、先手が▲5六銀とすると3七の桂の頭が狙われやすい形なので△8八角成では△3五歩があったようです。
△3五歩▲4七銀△7五歩で、ソフトの評価値-47で互角。

この手順は、△3五歩に▲4七銀は辛抱する手ですが△3五歩に▲同歩なら△3六歩▲4五桂△4四歩で、ソフトの評価値-277で互角。
この手順は、後手も怖い形ですが△4四歩としていつでも桂得をすることができるので後手も指せそうです。
▲4七銀の辛抱に△7五歩と今度は反対側の歩を突いて手を広げます。
△7五歩は先手からすると取っても取らなくても味が悪いのですが、一旦先手は受けに回っているので▲7五同歩とします。
▲7五同歩△3六歩▲同銀△8六歩で、ソフトの評価値-110で互角。

この手順は、7筋の歩を突き捨てて空間をあけると、桂馬が入れば△7六桂や歩がたくさん入れば△7七歩や△8六歩など細かい攻めが効きます。
7筋の攻めは先手玉に近い位置なので神経を使いそうです。
また△3六歩に▲同銀も一時的に銀が浮いているので先手はいやな形です。
△8六歩以下▲同歩△同飛で、ソフトの評価値-120で互角。
後手は△8六飛とすると7筋の歩を突き捨てた効果で、△4六飛と横に活用することもできます。
このような展開になったら、後手は受け身でなく主導権をとるような展開になりそうです。
△4六飛に▲4七銀は△同飛成から角交換をして△3八角のような手があります。
後手玉も薄い形なので飛車を渡すのは慎重になりますが、2枚替えになれば後手も指せそうです。
歩を突き捨てて戦線拡大をするのが参考になった1局でした。