上図は、先手急戦矢倉調の進展から▲4五歩と突いた手に△3三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+129で互角。
対局中は、▲4五歩に後手がどう指すか分かっておらず△3三桂も全く考えてなかったです。
△3三桂の狙いがよく分からず、ほとんど時間を使わず▲2一金と攻めたのですがこれがよくなかったようです。
▲2一金△7五角で、ソフトの評価値-181で互角。、

この手順は、2一の地点に空間があいたので▲2一金と打ったのですが△7五角とされると後手の角が活用しやすくなりました。
また、△7五角とすることで壁になっていた後手陣がほぐれてきた感じです。
以下▲2二金のような手はありますが△同金で、意外と後手陣がバランスがとれているようです。
▲2一金は急ぎすぎのようで▲3五歩がありました。ソフトの評価値+65で互角。

▲3五歩は後手陣に効いているかどうかぱっと見でよく分からない手です。
▲3五歩では直線的な手として▲4四角や▲4四歩や▲7二金のような手がありそうですが、ここで▲3五歩はなかなか指せないです。
先手の持ち駒に歩があれば考えるかもしれませんが、歩切れの状態で▲3五歩は浮かびません。
評価値は少し落ちていますが互角なので、それなりの手のようです。
▲3五歩は直線的な手を続けても攻めが切れるということで、後手にも動いてもらって含みをもたせたという感じです。
中盤で1手パスに近いような感覚の手が指すのは、心に余裕がないと指せないかもしれません。
▲3五歩に△同歩なら、▲4四歩△3六歩▲同銀△5四銀▲3四歩△5五銀▲3三歩成△同銀▲5五歩で、ソフトの評価値+558で先手有利。
この手順は、△3五同歩はやや甘いようですが▲4四歩と歩を取って次に▲4三金や▲3四歩を狙っています。
このような展開になれば、▲3五歩と突き捨てた手は効いている感じです。
▲3五歩に△8五桂なら、▲3四歩△8八歩▲同金△7七銀▲3三歩成△同銀▲3四歩△同銀▲4四角で、ソフトの評価値+19で互角。
この手順は、▲3五歩に受けずに△8五桂から攻める手で、△7七銀はやや重たい攻めですが先手は▲3三歩成から▲3四歩と攻め手いい勝負のようです。
やはり将棋は攻める手だけでなく、少し間合いを図って指す方が手が広くなるという感じです。
力をためる▲3五歩が参考になった1局でした。