上図は、居飛車対振り飛車からの対抗形で△4五歩と突いた局面。ソフトの評価値+1で互角。
この進展は先手はトーチカですが、△4五歩と角交換と△4六歩を見せた手でこられました。
私の使っているソフトは、なぜかトーチカの評価値が低く後手が飛車を振った時点で+100くらいになるのですが、▲6六角とするとがくっと評価値が落ちて+40くらいになります。
勝敗には全く関係ないレベルですが、以前から不思議に思っています。
実戦は△4五歩に▲5七角で、ソフトの評価値-141で互角。

この手順は、△4六歩を受けるのに▲5七角として角交換を避けながら受ける手です。
角交換をしない通常の形ですが、評価値はさらにがくっと落ちており、トーチカの▲5七角の形はあまりいい印象がないようです。
振り飛車からすると捌きやすいという感じなのかもしれません。
▲5七角では▲5七銀がありました。
▲5七銀△9五歩▲3三角成△同銀▲2五歩で、ソフトの評価値-27で互角。

この手順は、先手は角交換をして▲2五歩と形を決めます。
お互いに角を持ち合っているので、角の打ち込みに気をつけての駒組みになります。
▲2五歩以下△6四歩▲8六歩△6三金▲7八金△7四歩▲6八金寄△7三桂で、ソフトの評価値±0で互角。
この進展は、先手は▲8六歩としてから低い構えにして銀冠を目指す手ですが、先手は9筋の位を取られているので少し玉が狭いです。
後手も3三の銀をどのように活用するかが難しく、お互いに手を出しにくい感じです。
ただし、このような展開になっても先手は角交換をさけてトーチカにするよりはいいという形勢判断のようです。
対振り飛車には角交換を目指すのが参考になった1局でした。