上図は、相掛かりからの進展で△3一金打とした局面。ソフトの評価値+635で先手有利。
駒割りは、金桂と銀の交換で先手が桂損していますが、飛車が成りこんでおり5三に成桂が働いているので先手が指せそうです。
ここでうまい決め手がありそうな局面ですが、△3一金打もしぶとい手なのでまだ大変なようです。
実戦は▲4二銀△同金上▲同成桂△同玉▲7五角△6四桂▲2二龍と進んでだいぶ先手がよくなったと思っていたのですが、ここで△8七銀がありました。ソフトの評価値-421で後手有利。

この手順は、▲4二銀から清算して▲7五角と王手飛車をかければ△6四桂に▲2二龍△同金▲8六角でだいぶ駒得になって先手がいいと思っていましたが、ここで△8七銀がありました。
駒の取り合いになって、王手飛車をかけて▲2二龍までで先手良しと読みを打ち来ると、△8七銀にはどきっとします。
△8七銀以下▲6八玉△2二金▲8六角△8九飛で、ソフトの評価値+2で互角。
この終盤は、ソフトの形勢判断の変動も大きく難しくてよく分かりません。
手の流れは角をどこかのタイミングで▲7五角と使う筋ですが、最初の局面では▲4二銀で▲7五角があったようです。ソフトの評価値+688で先手有利。

この手順は▲4二銀と清算してから▲7五角でなく、単に▲7五角と飛車取にりでる手です。
清算してからの▲7五角は王手飛車ですが、単に▲7五角は普通の飛車取りです。
▲7五角に△5三銀なら▲2二龍△8五飛▲2五龍で、ソフトの評価値+540で先手有利。
この手順は、△5三銀と玉頭にある成桂を取りますが、▲2二龍と角と取ってから▲2五龍として先手の駒得です。
▲7五角に△2三金なら▲4二銀△同金▲同成桂△6二玉▲8六角で、ソフトの評価値+618で先手有利。
この手順は、△2三金には▲4二銀から成桂を活用して▲8六角と飛車を取って先手指せそうです。
ただし、最初の局面で▲4二銀でも▲7五角でも見た目以上にまだ大変な局面のようです。
見た目以上に難しい局面だったのが参考になった1局でした。