上図は、角換わりからの進展で△7三銀と8四の銀が引いた局面。ソフトの評価値+28で互角。
△7三銀は次に△8六歩から歩の交換を目指した手ですが、ここでどのように指すか手が広いところです。
△8六歩を受けるのなら▲7七角か▲7七金ですが、▲7七金は少し形が崩れるので▲7七角としました。
▲7七角△3一玉▲6五歩△7二飛▲5八金△8四銀で、ソフトの評価値-149で互角。

この手順は、▲7七角とすると後手は角を目標に△7二飛とする形になって以下先手は▲6五歩として角を活用する形ですが、後手も△8四銀と銀を活用する手順になります。
評価値は互角とはいえ後手の方がややいいみたいですが、持ち角と先手の自陣角の違いだと思います。
先手の角の狙いは、▲3六歩から▲3五歩と突いて▲3四歩や、▲3六歩から▲3七桂として▲2四歩△同歩▲2五歩の継ぎ歩などです。
本譜は、▲6七銀左△7四飛▲5五角△7三桂で、ソフトの評価値-45で互角。

この手順は、▲6七銀左と逃げて△7四飛に▲5五角と出て△7三桂とさせることで後手の飛車を狭くします。
対局中は、先手の角も結構狭いので目標にされやすくあまり面白くない展開かとも思っていましたがいい勝負のようです。
ただし△7三桂に▲6八玉と上がっておけば自然な形だったのですが、▲4七金としたためやや金と銀のバランスが悪くなったようです。
▲6八玉△5二金▲7六歩で、ソフトの評価値-37で互角。
手の流れからいえば、将来先手は▲3六歩から▲3七桂としたいので先手の玉は▲6八玉として将来の△3七角の王手飛車を防いだ方が自然だったようです。
また以前似たような将棋を指していました。https://shogiamateur.com/?p=23498&preview=true
やはりこの戦型になると、先手は手の流れによっては▲7七金のような力戦型の手を選ぶようになるみたいです。
同じような戦型は短い期間に何度も指すとある程度記憶されるのですが、時間がたって指すとまた忘れているようです。
早繰り銀に角を打って受けるのが参考になった1局でした。