上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で△3二金と上がった局面。ソフトの評価値+151で互角。
先手は▲6八金直と上がって後手は△3二金から急戦向かい飛車の形でやや珍しい展開です。
△3二金は先手が急戦にくるときの事前の受けですが、対局中は、先手は急戦でいくか持久戦でいくか少し迷いました。
△3二金と急戦に備えて受ける形なので、急戦で攻めてもうまくいって互角でやや損と思い持久戦にしました。
最初の局面から10数手進んで▲7八金と上がって、ソフトの評価値+221で互角。

先手は持久戦で銀冠に組む形にしましたが、持久戦なのに▲3七桂と跳ねているのでややバランスが悪かったかもしれません。
▲3七桂を保留して持久戦にした方が無難な気がします。
▲3七桂と跳ねると後手から桂馬の頭を狙う展開が気になります。
▲7八金以下△3二飛▲1六歩△5一角▲2六飛△3五歩▲4七銀で、ソフトの評価値+218で互角。

この手順は、後手は飛車を3筋に回して桂馬の頭を狙う手で、先手は▲2六飛として受ける形には後手からいつでも△1五角と狙う手があるので、▲1六歩も突く形になります。
以下△3五歩に▲4七銀と引いて辛抱しますが、この局面が互角とはいえ先手の方の評価値が高かったのは少し意外でした。
このような展開は、先手の4七の銀が▲5六銀と上がると△3六歩と突いてくるので4七の銀は使いづらいという認識だったのですが、▲4七銀に△3四飛は▲4五歩と仕掛ける手があるようです。
▲4七銀以下△3四飛▲4五歩△3三桂▲4四歩△同銀▲8五歩で、ソフトの評価値+58で互角。
この手順は、▲4五歩に△3三桂と跳ねる形で後手も手厚く構えます。
先手は4筋から動きましたが、▲8五歩と伸ばしていつでも▲8四歩と玉頭から手をつける形にしていい勝負のようです。
こうしてみると持久戦にしたのはそんなに悪い選択ではなかったようです。
急戦にするか持久戦にするかが参考になった1局でした。