上図は、横歩取り△8四飛型からの進展で△2八歩と打った局面。ソフトの評価値+437で先手有利。
△2八歩と打つ筋は先手は2筋が手薄なのであまり打たせたくないのですが、戦いが起こったら自分の都合のいいことばかりではありません。
先手として一番まずそうなのが、△2九歩成~△2八と~△3八とのように後手のと金が働くような展開です。
その間に先手がどのように手を作るかとい局面です。
評価値は先手有利になっていますが、対局中はいい勝負かと思っていました。
実戦は△2八歩以下▲2三歩成△同金▲5六角△2二金▲7四角△同歩▲1七桂△2九歩成▲2五桂△4二銀で、ソフトの評価値-73で互角。

この手順は、▲2三歩成から▲5六角と打って飛車金取りなので気持ちはいいのですが、△2二金と引かれるのがややうっかりしやすいです。
▲7四角△同歩に▲1七桂から▲2五桂としましたが、△4二銀もしぶとい手でこの局面が後手有利だったのは気がつきませんでした。
飛車と角の交換で2五まで桂馬が活用できて、飛車が直通で▲2三歩と叩くような筋もあるので攻めが繋がりそうな気もしますが、先手もゆっくりしていると後手のと金が働いてくるので忙しいです。
実戦は▲1五歩としたので△1九とでソフトの評価値-446で後手有利となりましたが、▲1五歩で▲2三歩は△同金▲3二飛成△2二金で攻めが繋がりません。
△4二銀には▲2四飛がソフトの推奨手ですがこれも難しい手で、また同じような局面になっても多分実戦では浮かばないような気がします。
▲2三歩成では▲1七桂がありました。ソフトの評価値+389で先手有利。

この手は桂取りを逃げて、次に▲2五桂と跳ねる手でこれが一番自然な手です。
自分の場合はなぜか▲1七桂と逃げる手が最初に浮かばなく、このような手を後回しに考える傾向があるようです。
桂馬と取らせる前に何か手がないか考える癖があるみたいです。
実戦の▲2三歩成が最初に浮かんでそれでなんとかしなくてはいけないと思ったので、▲1七桂は全く考えてなかったです。
考えてなかったのでどうしようもないと言えばそれまでですが、玉を寄せる終盤戦ではないので、序盤から中盤に入るような局面では最初は逃げる手から考えるようにした方がいいみたいです。
▲1七桂に△2九歩成なら▲2五桂で、ソフトの評価値+604で先手有利。
この手順は、▲2五桂に△3五歩と受けても▲3三桂成で銀と桂馬の交換で先手が駒得なので先手が指せそうです。
▲1七桂に△3一歩なら▲2三角で、ソフトの評価値+494で先手有利。
この手順の△3一歩は3二の金にひもをつけた手ですが、▲2三角と厳しく打って先手が先手も指せそうです。
序盤から中盤は自然な手から考えるのが参考になった1局でした。