上図は、相居飛車の2枚銀からの進展で後手が5筋の歩を突き捨ててから△6五銀とでた局面。ソフトの評価値+141で互角。
△6五銀は▲同銀なら△同桂が次に△5七歩と叩く筋で、この展開は先手が避けたいところです。
数手間に▲5八玉と組み替えたのですが、2段玉は後手の攻めに近いので受けるのに神経を使います。
先手がやや作戦負けかと思っていたのですが、互角で評価値が少し先手が良かったのは意外でした。
△6五銀に次の一手が全く見えず少し時間を使って考えたのですが、全く考えがまとまりませんでした。
本譜は△6五銀以下▲2四歩△同歩▲6八金△5六歩で、ソフトの評価値-336で後手有利。

この手順は、▲2四歩は将来▲2二歩とか▲2三歩を含みにした手ですが、まだ駒不足でタイミングが早かったようです。
▲6八金は5七の地点を補強した手ですが、2筋の突き捨てとあまり関連性がないです。
後手は△5六歩と歩の裏側に歩を垂らして後手有利になったようです。
▲2四歩では▲7四歩がありました。ソフトの評価値+127で互角。

▲7四歩は先手から角交換を狙う手で、ここで歩を突くとゆっくりした展開から急な流れの展開になりそうです。
▲7四歩以下△6六銀▲同歩△7四飛▲4二角成△同金▲7六歩で、ソフトの評価値+153で互角。
この手順は、角と銀がお互いの持ち駒になる展開で後手としては駒が捌けた感じですが、先手もやや重たい形がほぐれてバランスよく構えた陣形なのでいい勝負のようです。
最後の▲7六歩が中合いの受けで次に▲7五銀の狙いですが、△7六同飛なら▲6七銀と打ちます。
▲7六歩△同飛▲6七銀△7四飛▲5六角△8四飛▲2四歩△同歩▲7四歩で、ソフトの評価値+259で互角。
この手順は、大駒は近づけて受けよで▲6七銀と飛車当たりで受けて△7四飛に▲5六角と自陣角を打って手厚くします。
以下2筋を突き捨てて▲7四歩と後手の桂馬を狙う展開でいい勝負のようです。
最初の▲7四歩は見えるか見えないかみたいな手ですが、実戦で指さなくても考える候補くらいに上がるようになりたいです。
重たい陣形をほぐす▲7四歩が参考になった1局でした。