上図は、先後逆で▲9五角とでた局面。ソフトの評価値-358で後手有利。
▲9五角は飛車取りなので後手は飛車が逃げる1手ですが、8筋に逃げると先手から7筋の歩を伸ばされるのが気になったので△9四飛としました。
△9四飛と指すと飛車が狭くなるので場合によっては飛車と角の交換のような展開もありそうです。
本譜は▲9五角以下△9四飛▲9六歩△2四角▲7八飛△4二金上で、ソフトの評価値+513で先手有利。

この手順は▲9六歩に△2四角と飛車取りにでたのですが、▲7八飛とされてぱっとしません。
以下△4二金直は飛車を渡せば▲8二飛が王手になるので先に受けた手ですが、これも失着で▲5一角成で次に▲9五歩を見せられたらはっきり後手が悪かったです。
どうもこのあたりは自分の指したい手だけ指して相手の駒組みが見えていないようです。
△9四飛とするとゆっくりとした展開にならないので、後手が少しあせって指している感じです。
△9四飛では△8三飛がありました。
△8三飛▲7八飛△4五歩▲7六飛△8六歩で、ソフトの評価値-463で後手有利。

この手順は、△8三飛と飛車を3段目に引いて7三の地点を補強します。
先手は7筋の歩を伸ばしてきたいので▲7八飛としますが、そこで△4五歩と角を活用します。
この手もやや見えていないようで、後手玉がまだ囲いが完成していないので△4二銀上や△4二金直などしたいのですが、先手が動いているので後手も波長を合わすような感じです。
▲7六飛と△6六角を防ぎますが、そこで△8六歩が鋭いです。
△8六歩に▲同歩なら△9四歩、△8六歩に▲同飛なら△同飛▲同角△6六角がありますので、△8六歩には▲同角です。
△8六歩▲同角△8八歩▲7七桂△8九歩成▲7三歩成△同飛▲同飛成△同桂で、ソフトの評価値-574で後手有利。
この手順は、△8八歩から△8九歩成がやや重たいですが、先手は飛車交換しても6六の銀が浮いているのでこの場合は後手が指せるようです。
先手はゆっくり指すと、後手は△8八とから△8七とのようにと金を活用する展開です。
相手の駒組みを見てから指し手を考えるのが大事だと分かった1局でした。