上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で△7七角成と角を交換した局面。ソフトの評価値+74で互角。
この手に対して先手は▲7七同桂か▲7七同金で、実戦は▲7七同桂だったのですがこれはよくありそうな展開です。
本譜は▲7七同桂△5五角▲2二歩△3三桂▲2一歩成△4二銀▲2三歩△同金▲8四飛△4五桂で、ソフトの評価値+109で互角。

この手順は、部分的によくでる手で▲2二歩に△同角では▲6八銀と受けられて後手の攻めが止まってしまいます。
よって△3三桂で▲2一歩成とされますが△4二銀と逃げる展開です。
以下▲2三歩の垂らしに△同金に▲8四飛と回った局面は▲8一飛成と▲2四歩で先手が成功かと思いがちですが、△4五桂と強く跳ねて次に△7七角成と△3七歩があっていい勝負のようです。
ただし最初の局面で▲7七同金も気になっていました。
▲7七同金△7四飛▲同飛△同歩▲4六角△7三角▲同角成△同桂▲4六角△7二銀で、ソフトの評価値-29で互角。

この手順は、▲7七同金に△7四飛として飛車も交換する展開です。
以下▲4六角に△7三角と合わせて▲同角成に△同桂として後手はいつでも△6五桂の筋を狙います。
先手の7七の金が△6五桂とすることで金取りになるのが大きいです。
再度の▲4六角では▲5五角や▲8三角も気になりますが、▲5五角には△8五飛、▲8三角には△2七歩成▲同銀△5五角のような切り返しがあります。
▲4六角は△5五角のような筋を受けるために先着した手で、△7二銀と上がってどうかという感じです。
△7二銀に▲8二飛と打って次に▲7三角成とする手が気になります。
▲8二飛△6四歩▲同角△8一歩▲8六飛成△2七歩成▲同銀△2四飛で、ソフトの評価値-468で後手有利。
この手順は△6四歩とややサーカスみたいな受け方ですが、▲同角として先手の駒のバランスが崩れてから△8一歩と手堅く受けて△2七歩成から△2四飛で技がかかった展開です。
この手順はややうまくいきすぎですが、実戦にでてきてもおかしくない変化のようで、このあたりはまだ色々な手がありそうです。
横歩取り青野流の大駒の交換が参考になった1局でした。