大駒を交換して持ち駒にする


上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△3七歩成とした局面。ソフトの評価値+233で互角。

この局面は▲3七同飛か▲3七同桂かのどちらかが浮かびますが、対局中は少し迷いました。

別の手で△3七歩成に▲3五歩もありそうですが、△3八と▲3四歩△4八とで後手のと金が働いているのでこの場合は後手がいいです。ソフトの評価値-587で後手有利。

実戦は▲3七同桂△2七銀▲3五歩△同角で、ソフトの評価値+84で互角。

この手順は、遊んでいた2九の桂馬を少しでも活用として後手の2筋と3筋の攻めを重たくさせようとしたのですが、▲3五歩に△同角と取られる手をうっかりして後手の駒が捌けてきた感じです。

先手はゆっくりした流れから2一の桂馬と1一の香車を取りたかったのですがちょっと失敗したみたいです。

先手の飛車もあまり働きがよくないので、この場合はだいぶ損をしています。

▲3七同桂では▲3七同飛がありました。

▲3七同飛△同飛成▲同桂で、ソフトの評価値+183で互角。

この手順は、飛車交換でお互いの持ち駒に飛車が入る展開です。

ここで後手の手番ですが、先手は▲2一歩成から▲7四桂が狙いです。

▲3七同桂に△4九飛なら▲2一歩成△5八歩▲7四桂△5九歩成▲3一飛△6九と▲8二桂成△同玉▲5四銀で、ソフトの評価値+476で先手有利。

この手順は、桂馬を取ってから▲7四桂が狙いの一手ですが、後手も△4九飛から△5八歩と垂れ歩を打ってと金を作る展開でお互いの角が逃げないのが興味深くやや先手が指せそうです。

▲3七同桂に△5七歩なら▲同角△5九飛▲6六銀で、ソフトの評価値+380で先手有利。

この手順は、△5七歩の垂れ歩に▲同角としてから△5九飛と打つ手ですが、▲6六銀と銀を引いて使って先手も指せるようです。

これらの手順より、先手は飛車を交換してから持ち駒にした方が手が広かったようです。

大駒を交換して持ち駒にするのが参考になった1局でした。