上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で相穴熊からの進展で△4六歩と突いた局面。ソフトの評価値-321で先手有利。
対局中は、と金を作って2一の桂馬が取れて1一の香車も取れそうな形でそれは満足なのですが、飛車の働きが後手の方がいいので少し先手が苦しいと思っていました。
しかし評価値が先手有利なのは全く気がつきませんでした。
△4六歩は手筋の突き捨てで、このような局面の対応が間違えやすいのですが本局もそのようになりました。
本譜は▲4六同銀△4七龍で、ソフトの評価値-137で互角。

▲4六同銀か▲4六同歩か対局中は迷ったのですが、先手を取った方がいいと思って▲4六同銀としたのが失着です。
▲4六同銀には△4七龍で銀取りになってかえって忙しくなった感じです。
△4七龍に▲5五銀なら△5七歩の垂れ歩が厳しいです。
△4七龍には▲2六角成と粘る手はありましたが、△3六銀成と遊んでいた銀が活用できる展開は先手はやや不本意です。
▲4六同銀では▲4六同歩がありました。
▲4六同歩△5七歩▲1一と△4七龍▲6九金で、ソフトの評価値+54で互角。

この手順は、△5七歩の垂れ歩の瞬間がややぬるいので▲1一とで香車を補充します。
△4七龍で次に△5八歩成を狙えば▲6九金で辛抱する展開です。
これが実戦的だったと思いますが、▲6九金はソフトの候補手の1つでしたが推奨手ではなく▲7四桂と打つ手でした。
▲7四桂に△7三銀なら▲6四銀△同歩▲6三香で、ソフトの評価値-104で互角。
このような手順がよく見えるなという展開ですが、さすがに鋭いです。
少し攻めが細いところはありますが、狙い筋としては応用が利きそうです。
ただし、できるだけ辛抱して駒を蓄えてから後手陣に迫れるのが理想的だと思います。
少し辛抱して指すのが参考になった1局でした。