持ち駒に角が2枚あれば△3九角

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲9四同銀と香車を取った局面。ソフトの評価値-344で後手有利。

この局面は、角と銀香の2枚替えで後手が少し駒損ですが、ここで後手の手番なのが大きく少し指せているようです。

ただし、後手の飛車の動ける範囲が狭く9四に銀がいるので少し狙われやすいです。

本譜は△9三歩と打って先手の銀を取りにいったのですが、これが悪かったようです。

△9三歩▲8七香△8六歩▲8五香で、ソフトの評価値+354で先手有利。

この手順は▲8七香に△8六歩と打って何とかなるのかと思っていたら▲8五香をうっかりしていました。

▲8五香で後手の飛車が死んだのでまずいと思っていたのですが、よく見ると△9二飛と逃げる手もあってまだ粘れる手はあったのですが、見えていませんでした。

実戦は△8七歩成▲8二香成△7八と▲同玉△6二金で、ソフトの評価値+800で先手優勢。

このような展開になると先手に飛車を渡して後手が苦しいです。

このようなところが手が見えてなくて、一直線に形勢が悪くなるのが昔からある悪い癖のようです。

△9三歩では△3九角がありました。

△3九角▲3八飛△4九角で、ソフトの評価値-492で後手有利。

この手順は、持ち駒に角が2枚あればたまにでる筋ですが、目線が8筋と9筋にばかりにいっていたので全く見えていませんでした。

△4九角に▲1八飛なら、△2七角成▲8七香△8四歩▲9三歩△7一金で、ソフトの評価値-379で後手有利。

この手順は、▲8七香に△8四歩と受けるのが冷静な手みたいで、▲9三歩で次に▲9一銀を狙っても△7一金で後手の飛車の動ける範囲が広くなるので後手が指せるようです。

△4九角に▲3九飛なら△5八角成▲7五角△4八馬▲6九飛△5八金で、ソフトの評価値-685で後手有利。

この手順は、△5八角成が次に△5七馬が王手飛車取りになるので▲7五角と受けた手ですが、△4八馬から△5八金と先手の飛車を取る形になって後手が指せるようです。

持ち駒に角が2枚あれば△3九角を考えるのが参考になった1局でした。