上図は、先後逆で角交換からの振り飛車で▲6六飛と浮いた局面。ソフトの評価値-74で互角。
▲6六飛は▲7六飛から▲7四歩として歩を交換してから飛車を軽い形にする狙いです。
▲7六飛とすればどこかで▲6六角と打って先手は駒を安定するような指し方があってそれを防ぐ意味で本譜は△4五歩としましたが、以下の構想はソフトはあまりよくなかったようです。
△4五歩▲7六飛△4四角で、ソフトの評価値+12で互角。

この手順は、△4五歩と4筋の位を取って△4四角と将来の▲6六角のラインを消して4筋の位を安定させるつもりで打ったのですが、自陣角のせいなのかソフトはあまり評価していないようです。
△4四角と打っても今すぐにどうこうという狙いはないので、持ち角と盤面上の角の差が評価値にでているのかもしれません。
△4四角以下▲7四歩△同歩▲同飛△7三歩▲7六飛で、ソフトの評価値+123で互角。
この手順は、先手は7筋の歩を交換して▲7六飛としたのですが、飛車が軽くなって先手が少しポイントをあげたようです。
△4五歩では△2二玉がありました。
△2二玉▲7六飛△3二金▲7四歩△同歩▲同飛△7三歩▲7六飛△6四歩▲6六銀△9五歩で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、後手は△2二玉から△3二金として必要最小限で玉を囲ってから△6四歩と動く手です。
6筋の位が安定する前に△6四歩と仕掛ける展開で、後手は持ち角ですので手が広いです。
△6四歩に▲6六銀は6筋の位を安定するために前にでたのですが、そこで△9五歩が鋭いです。
このような展開になるとゆっくりした戦いにはならないようです。
△9五歩に▲同歩なら、△8六歩▲同歩△9五香▲同香△9八角で、ソフトの評価値-132で互角。
この手順は、▲6六銀とした瞬間は7六の飛車がいないと▲6六銀は浮いた駒になるので、△9五歩から△8六歩と仕掛けがあります。
△8六歩に▲同飛では△同飛▲同歩に△6九飛がありますので、先手は▲8六同歩ですが、△9五香と捨ててから△9八角が鋭いです。
実戦的には△9五香に▲9七歩と辛抱してまだ難しいですが、戦いを起こしたという点では後手も一応満足です。
何気ない局面から仕掛けるのが参考になった1局でした。