上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲2三歩と垂らした局面。ソフトの評価値-146で互角。
この局面は、▲2三歩と垂らす前に3四の飛車が▲8四飛として△8二歩に▲2三歩とした展開です。
▲8四飛の前に▲2三歩△同金とさせて▲8四飛の方が多い感じですが、先に▲8四飛としてから▲2三歩は初めて指されました。
実戦は△4五桂▲2二歩成3三金▲3一と寄で、ソフトの評価値-329で後手有利。

この手順は△4五桂と跳ねて▲2二歩成とされますが、△3三金と上がって受ける形です。
このような形が初めてなので、その後の▲3二と寄や▲3二と引で後手玉がどの程度危ないかがよく分かっていません。
後手としても攻めるなら飛車と角だけでなく桂馬も使いたいので、このような手順になるみたいです。
実戦はここで△3七歩だったのですが、△7七角成の方がよかったようです。ソフトの評価値-305で後手有利。

この手順は、△7七角成と桂馬を取る手ですが、▲同金△同飛成▲7八歩が気になります。
この瞬間に厳しく攻めるかもたれるように指すかの判断が難しいです。
▲7八歩以下△6六桂▲4八玉△7八桂成▲3二と寄で、ソフトの評価値+46で互角。
この手順は、△6六桂に▲同歩なら△5七桂成以下詰みですが、▲4八玉と逃げられると△7八桂成が少し重たいのが気になります。
以下▲3二と寄とされると2枚のと金の攻めが厳しく振りほどくのが大変です。
▲7八歩以下△7五龍▲8八飛△6五桂▲6八銀△6二玉▲4一と△3七歩で、ソフトの評価値-151で互角。
この手順は、△7五龍と一旦引き上げて次に△8四龍とする手がやや見えにくく、▲8八飛に△6五桂と打って5七の地点を狙います。
▲6八銀として5七の地点を受けますが、△6二玉と早逃げするものやや気がつきにくく攻めばかりでなく盤面全体を意識して見る感じです。
まだ難しい将棋ですが、手の流れとしてはこのような感じになるみたいです。
横歩取り青野流の変化手順の受け方が参考になった1局でした。