飛車の活用を考える

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で△3六歩と突いた局面。ソフトの評価値+396で先手有利。

先手は居飛車穴熊に囲った手に後手は△6二玉△7二金という構えで対抗した展開です。

この局面は先手の7八の金が浮いているので、飛車の交換は先手も少し指しづらいところです。

後手の2五の銀が働く展開になるか、先手の目標の駒になるかで形勢が変わってきそうですが、この局面が先手有利だったのは気がつきませんでした。

実戦は▲6五歩△同桂▲6六銀△4六歩で、ソフトの評価値+223で互角という指し方をしました。

▲6五歩は△同歩なら▲7七角のような狙いですが、△同桂で▲6六銀から右側を焦土作戦にしました。

この指し方はソフトの推奨手や候補手ではなかったので、ここでは別の指し方があったようです。

▲6五歩では▲2二歩がありました。

▲2二歩△1三桂▲6八角で、ソフトの評価値+410で先手有利。

この手順は、▲2二歩と桂取りに打つ手ですが、△1三桂に▲6八角があまり気がつかない手です。

指されてみれば7八の金を間接的に横から受けている形ですが、次にどのような狙いがあるかぱっと見でよく分かりません。

やや右側が振り飛車に抑え込まれている感じもしますが、▲6八角に△2六銀なら▲2一歩成△同飛▲3六飛があります。

▲2一歩成に△3四飛なら▲2八飛と回って、ソフトの評価値+521で先手有利。

この手順は、先手の飛車が捌けそうなので先手が指せるようです。

▲6八角に△2四角なら▲4六銀で、ソフトの評価値+325で先手有利。

この手順は、△2四角に▲4六銀ですがこの手もぱっと見で狙いがどこにあるか分かりにくい手ですが、次に▲2一歩成△同飛▲3五銀のような狙いがあります。

▲4六銀は6八の角に紐が付いているので△4六角とされる心配はないのですが、感覚的に▲4六銀は浮いていて狙われやすいと思ったら指せない手です。

▲4六銀に△2六銀なら、▲2一歩成△3四飛▲4四歩で、ソフトの評価値+326で先手有利。

この手順は△2六銀と後手は銀の活用を目指しますが、▲2一歩成があり△同飛なら▲3六飛があるので△3四飛としますが、▲4四歩と突いて先手もまずまずのようです。

やはり先手は飛車をどのように活用すべきかを考えるのが大事みたいです。

飛車の活用を考えるのが参考になった1局でした。