上図は、相居飛車からの進展で▲4五飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+34で互角。
この局面はソフトの評価値は互角ですが、先手の桂損でしかも先手は歩を使った細い攻めがしにくい形なので、あまりうまくいっていないと思っていました。
後手に桂馬が2枚ある形なので、△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△9五桂のような手が嫌な手で、ここに手が入ると先手陣も少し崩れてきます。
本譜は△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△5五角▲1五香で、ソフトの評価値+197で互角。

この手順は後手は8筋に手をつけた後に△5五角と打って▲8五飛の筋を消したのですが、▲1五香がまずまずだったです。
後手は1筋が弱いのでここに空間をあけておくと先手も手が広がります。
数手前まで少し苦しいと思っていたのでこの展開はまずまずです。
実戦は▲1五香以下△6二銀▲5五飛△同歩▲8二角成△1五香▲1三角で、ソフトの評価値+371で先手有利。
私の場合、苦しい展開から有利になることは少ないのでややうまくいった感じです。
ただし、△8六歩では△5五銀を気にしていました。
△5五銀は▲8五飛を防ぎながら先手の飛車の動きを止める手です。
△5五銀には▲1五香△4四歩▲2五飛で、ソフトの評価値+224で互角。

△5五銀には▲1五香があったようで△4四歩に▲2五飛と逃げる展開です。
△5五銀に▲1五香は対局中は全く見えてなかったので、このあたりは目のつけどころがあまりよくなかったようです。
△4四歩に▲2五飛と逃げますが、△3三桂と打たれる手が気になります。
▲2五飛以下△3三桂▲5五飛△同歩▲1一香成で、ソフトの評価値+210で互角。
この手順は飛車と銀香の交換で2枚替えですが、局面全体では飛桂と銀香の交換なのでやや先手が駒損です。
ただし後手は歩切れでまだ細かい攻めができないのでいい勝負のようです。
先手の手の作り方が参考になった1局でした。