飛車交換を避ける△4四銀

上図は、後手横歩取りからの進展で▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値±0で互角。

この局面までは、後手が横歩を取った形で先手と後手が少し入れ替わっているような展開です。

普通の形と違って△8五歩と打っているため、先手からいつでも▲8四歩のような垂らしの歩があるのが後手にとって傷です。

▲3五歩と突いた手に△同歩は▲4五角で後手が悪そうなので、取りづらいです。

実戦は△4四角と打ったのですがこれがよくなかったようです。

△4四角▲5六飛△7一金で、ソフトの評価値+698で先手有利。

対局中は、△4四角と打っても冴えないなとは思っていましたが、他の手も見えなかったので仕方なく打った感じです。

先手は▲5六飛と飛車交換を狙う形でこの手をうっかりしていたのですが、飛車の打ち込みに備えて△7一金とするようでは後手失敗です。

後手に飛車と角があると、▲7二歩△同金▲8一飛のような手が厳しいです。

△4四角では△4四銀がありました。ソフトの評価値±0で互角。

この手は、先手の▲5六飛のような飛車交換の狙いに△5五銀として受ける手です。

どうも私の場合は△4四銀のような手が昔から見えていないようです。

3三の銀はそのままにして7筋とか8筋から手を作りたいという感覚ですが、そちらの方面で手がないときは他の手が全く浮かばないみたいです。

△4四銀に▲3四歩なら△3五銀▲2五飛△2四銀▲2六飛△3四飛で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、▲3四歩と取り込む手ですが△3五銀とすれば飛車の横利きで△3四飛と取れる形になります。

△4四銀に▲5六飛なら△5五銀▲2六飛△4四銀で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、▲5六飛の飛車交換狙いには△5五銀として▲2六飛にまた△4四銀と引く形です。

△4四銀と引けば千日手模様になります。

△4四銀以外に有力な手があればその手を指しますが、後手は飛車の打ち込みに弱いので強い戦いはしづらいです。

元々が後手の8五の歩というあまりいい形ではないので仕方ないようです。

飛車交換を避ける△4四銀が参考になった1局でした。