上図は、先後逆で横歩取り青野流の進展で▲4二とと銀を取った局面。ソフトの評価値-99985で後手勝勢。
自分は勝った将棋も負けた将棋も棋譜解析をするのですが、たまに評価値がけた外れに大きく変動していることがあります。
そのようなケースは、終盤で相手玉への詰み逃しか自玉の即詰みがあったときに出てきます。
対局中は全く気がつかなく、後から振り返ると驚くようなことがありますが本局もそんな感じです。
▲4二とは次に▲6三角成△同玉▲7五桂△7二玉▲6三銀の詰めろですが、先手玉は詰まずに対局中は後手の負けかと思っていました。
実戦は▲4二と以下△7四歩▲5二銀△7二銀▲6一銀成で、ソフトの評価値+3238で先手勝勢。
この手順は、後手は受けに回ったのですが▲5二銀から▲6一銀成で先手勝勢になりました。
△7四歩では△4九銀がありました。ソフトの評価値-99986で後手勝勢。

△4九銀に▲同玉なら△3八馬▲5八玉△4八金▲6八玉△7六桂▲6九玉△4七馬まで。
この手順は、△7六桂と打てるのが大きくぴったりです。
△4九銀に▲6九玉で不詰みに見えますが、ここからの手がすごかったです。
△4九銀▲6九玉△5九馬▲同玉△5八銀成で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

この手順は△5九馬と捨てる手で、最初は意味が分からなかったのですが、次の△5八銀成も一瞬意味不明でした。
よく見るとこの局面は3八の金が浮いているので、飛車で取れる形になっています。
△5九馬と捨てたのは、3七の馬が邪魔で飛車で金を取れないため捨てるということでした。
△5八銀成以下▲同玉△3八飛成▲4八銀△4六桂▲同歩△4七金▲6九玉△4九龍▲5九桂△5八金まで。
この手順は、△3八飛成と金を取った手に先手は合駒が悪く△4六桂から△4七金でぴったりです。
先手に飛車や金があれば△3八飛成には4八に打って詰まなかったので、このあたりが面白いところです。
意外な手順で即詰みがあったのが参考になった1局でした。