上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲3三飛成と金を取った局面。ソフトの評価値-177で互角。
この局面は角と金桂の交換で2枚替えなので後手が少し駒損ですが、2七にと金がいるのでこのと金が働く展開になれば後手も勝負形です。
▲3三飛成は次に▲2三龍とさらに駒得する手もあるので、後手はどのように対抗するかという局面ですう。
対局中は少し後手が悪いと思っていましたが、互角だったのは気がつきませんでした。
本譜は△5五角▲2三龍△9九角成▲7七桂△3八歩▲4八銀△2八飛で、ソフトの評価値+429で先手有利。

この手順は、△5五角として▲2三龍と銀を取られますが△9九角成と香車を取って馬を作る展開です。
以下△3八歩▲4八銀に△2八飛としたのですが、後手の攻めはやや遅いような感じがします。
駒割りは角香と金銀桂でだいぶ先手が駒得しているようで、先手の陣形が後手よりしっかりしています。
△5五角では△2八歩がありました。ソフトの評価値-191で互角。

この手の△2八歩はこの瞬間がぬるいようでも確実に桂馬が入る展開です。
△2八歩で△3八歩が厳しく見えても▲4八銀とかわされるとはっきりしません。
自分はこの△2八歩のような手が見えにくく、この手を逃している感じです。
△2八歩▲2三龍△2九歩成▲2二龍△5二桂▲2七龍△3九と▲同金△4四角で、ソフトの評価値-285で互角。
この手順は後手は桂馬と銀を取る展開で、駒割りは角と金の交換でいい勝負のようです。
と金は、一見遅いようでも意外と攻めが早いことがあるのでこのような手も間に合うようです。
持ち駒に大駒があればどうしもて大駒に注目しやすいですが、あえて一番安い歩を使って駒損を回復するというのも味わい深いです。
歩を使って駒損を回復するのが参考になった1局でした。