上図は、先手早繰銀からの終盤戦で△6七角と打った局面。ソフトの評価値+1080で先手優勢。
△6七角は詰めろですが、先手はここで受けに回るか飛車を打って王手をするか手が広そうです。
飛車の王手も厳しく後手は3六に歩がいるため、合駒をするならやや高い駒になりますし、逃げるなら△1三玉と斜めの駒があれば詰みの形で先手は読みやすい感じです。
駒割りは角と金銀桂で3枚替えなので先手が駒得していますが、最終盤なので駒の損得はあまり関係なくなっています。
しかし駒得していたこともあって手堅く指せば先手が残っているだろうとやや楽観していたのがまずかったようです。
△6七角に手堅く▲6八金打としたのですが、これがもつれる原因だったかもしれません。。
△6七角▲6八金打△8七歩で、ソフトの評価値+1219で先手優勢。

この手順は、大駒で攻められたら守りを固くするのが感覚的にあるので▲6八金打としたのですが、△8七歩の王手が嫌な一手です。
このタイミングでの△8七歩がなぜか見えていませんでした。
普通は▲6八金打とすれば先手玉は固くなるのですが、後手も△6八飛成といつでも金を取れる質駒になっているのが終盤の難しいところです。
考えていない手が短い時間でとんできたのでここで間違えました。
本譜は△8七歩以下▲9七玉△6八飛成▲6二飛△1三玉▲6七金△8八角以下詰み。
この手順は反射的に▲9七玉としたのですが△6八飛成が間に合って、▲6二飛と王手をしたのですが△1三玉で斜めの駒がないので詰みません。
以下▲6七金を角を取って後手玉に詰めろをかけたのですが、△8八角以下詰みです。
△8七歩には▲同玉で残っていたようですが、△7六角のような王手もあり感覚的に指しにくかったです。
▲6八金打では▲6八歩がありました。
▲6八歩△8七歩で、ソフトの評価値+1322で先手優勢。

この手順もここまで実戦と似たような手順ですが、△8七歩以下▲同玉△7六角▲同銀△同銀▲9七玉△7八角成▲3二金以下詰み。
この手順は分かりやすい流れですが、後手は決めにきても先手に斜めの駒が入れば後手玉は詰みという典型的なパターンです。
△8七歩以下▲同玉△5六角成▲6六金で、ソフトの評価値+1188で先手優勢。
この手順は△5六角成に▲6六金が手堅い手で、このような地味な手も参考になります。
最終盤は形勢が少しよくても間違えたらすぐに負けになるのが怖いところです。
最終盤で気を緩めないのが参考になった1局でした。