狙いが分かりやすい展開にする

上図は、相居飛車で先手が左美濃から右四間飛車からの進展で△7六桂と打った局面。ソフトの評価値+879で先手優勢。

駒割りは、銀と桂馬の交換で後手が歩切れなので先手が指せているようです。

ただし、後手の△7六桂は嫌な手で斜めの駒が持ち駒にあると8八から打って詰む形なので、先手は神経を使います。

このような桂馬は早めに取った方が無難ですが、どのような形で取った方がいいか少し悩みました。

本譜は▲6七金上△4四銀右▲7六金直△同歩▲4九飛で、ソフトの評価値+348で先手有利。

この手順は、5八の金を▲6七金上として7七の地点を補強した方がいいと思ったのですが、後手の5三の銀が△4四銀右と活用できる展開となりこの交換は後手の方がだいぶ得をしたようです。

後手の2枚の銀が縦に並ぶと結構しっかりした印象です。

▲4九飛は△5五銀をぶつけられるのを先に受けた手ですが、以下△9五歩で難しい戦いです。

▲6七金上では▲7一角がありました。

▲7一角△5二飛▲7六金△同歩▲4五桂で、ソフトの評価値+1112で先手優勢。

この手順は、▲7一角と打って△5二飛とさせることで後手からの飛車の攻めを消す手です。

△5二飛にそこで▲7六金と桂馬を取ってから▲4五桂と打って両取りをかけます。

▲4五桂に△6六角は▲5三桂成がきつすぎです。

▲4五桂以下△4四角▲5三桂成△同角▲同角成△同飛▲4四歩△5二銀▲4三銀で、ソフトの評価値+1359で先手優勢。

この手順は、5三の地点で清算したから▲4四歩とする手で、自然な手が続き先手が指せそうです。

将来、後手からは△7七桂のような手が気になりますが、詰めろではないのでまだ先手が余裕があります。

狙いが分かりやすい展開にするのが参考になった1局でした。

相手の攻め駒を責める

上図は、角換わりから先手が早繰銀にした展開で△3六歩と突いた局面。ソフトの評価値+190で互角。

早繰銀にしたのですが持久戦模様に進みお互いに矢倉に組んだ展開です。

先手は1歩得していますが1八の飛車がいまひとつ働いていない形で、後手の6四の角が飛車の動きをけん制しています。

またいつでも△3七歩成の筋があるので2六の銀が動きづらい形です。

いい勝負のようですが、先手は持ち駒に角があり後手は盤面の角なので、その差で互角とはいえ先手の評価値が少しいいのかもしれません。

実戦は、2六の銀の活用と△3七歩成の筋を受ける意味で▲4八角としました。

▲4八角△6五銀▲3五銀△4三金直▲3四歩で、ソフトの評価値+430で先手有利。

この手順は、▲4八角は自陣角なのでもったいないのですが△3七歩成に取れる形にしました。

△6五銀は将来△6六歩の筋があるので▲6六歩と受けたくなりますが、▲3五銀と出て△4三金直に▲3四歩と叩く展開です。

▲3四歩に△同銀なら▲同銀△同金▲5五銀のような狙いです。

5四の銀が6五に移動したので▲5五銀が生じます。

この展開はやや先手がうまくいったみたいですが、△6五銀で△2二玉として▲3五銀に△4三金直とされると、銀交換して▲5五銀と打っても△同銀と取れる形なので先手が手を作るのは大変だったようです。

自陣角は失敗すると角の働きが悪くなります。

▲4八角では▲6六歩がありました。

▲6六歩△2二玉▲7五歩で、ソフトの評価値+179で互角。

この手順は、▲6六歩と6筋の傷を消して△2二玉に▲7五歩と後手の攻め駒を責める手です。

▲6六歩は浮かぶかもしれませんが、▲7五歩は多分指せていないです。

▲7五歩は次に▲7四歩があるので、普通は後手は△同歩か△同角を考えます。

△7五同歩なら▲7四歩△8五桂▲8六銀で、ソフトの評価値+225で互角。

この指し方はわざわざ先手の守りを崩して戦うというイメージがあるのですが、戦線拡大で▲7四歩と打っている形は将来▲7三歩成や▲7三角また▲8五銀と桂馬を取る筋です。

△7五同角なら▲5五歩△6三銀▲3五銀△4三金直▲2四歩△同歩▲1五歩△同歩▲1三歩で、ソフトの評価値+491で先手有利。

この手順は、△7五同角とすることで△3七歩成に▲同桂とできる形です。

▲5五歩に△同銀なら、▲4一角のような要領で▲7四角成と▲6三角成の狙いがあります。

以下▲3五銀から端に手をつけて先手が指せそうです。

相手の攻め駒を責めるのが参考になった1局でした。

飛車が持ち駒にある場合は1段玉をさける

上図は、先後逆で横歩取りから△2七飛に▲2八飛と打った局面。ソフトの評価値-130で互角。

この展開は、先手が竹部スペシャルを使って横歩取りの△3三角に▲同飛成から▲7七角打とした手順です。

力戦形みたいな感じですが、ソフトの評価値は互角です。

後手としてはあまり見慣れていない形なので、時間の短い将棋だと正確に対応するのが大変です。

△2七飛に▲2八飛と打った手に△2六歩が浮かんだので指してみましたが、あまりよく分かっていませんでした。

△2六歩▲2二歩△同銀▲2三歩△同銀▲2七飛△同歩成▲3三角成△同金▲3一飛で、ソフトの評価値-178で互角。

この手順は、▲2二歩から▲2三歩は歩を多くもらって少しありがたい感じもしていましたが、▲3一飛と打たれると互角のようです。

△2六歩と打ったからこのような激しい変化になったので、おとなしく指すなら△2六歩では△2八同飛成がありました。

△2八同飛成▲同銀△5二玉で、ソフトの評価値-119で互角。

この手順は、平凡に飛車を交換してから△5二玉と中住まいにする手です。

居玉のままではなにかの時に1段目に飛車を下ろされて王手されることがありますが、2段玉だと少し直接の王手は少なくなり受けやすくなります。

私の感覚だと△5二玉でつい△2七歩と叩くような手を考えるのですが、▲3九銀と引かれれて大したことがありません。

平凡な△5二玉が少し形が変わると見えづらくなるのが、いくら短い時間での将棋とはいえあまり指しなれていない感じです。

△5二玉に▲2一飛なら△2二飛▲同飛成△同銀▲2三歩△同銀▲2一飛△2二角で、ソフトの評価値-439で後手有利。

この手順は、先手は▲2一飛と打って以下▲2三歩と叩いてから再度▲2一飛と打つ手ですが、△2二角とされると次に△1二銀で先手の飛車が死ぬ形なのでこれは少し無理筋です。

ある程度見慣れた局面だと形で指せることはありますが、見慣れない局面はつい色々なことを考えてあまり本筋の手を指せないことが多いです。

そのような意味もあって色々な戦形を指した方がいいかもしれません。

飛車が持ち駒にある場合は1段玉をさけるのが参考になった1局でした。

飛車交換を避ける△4四銀

上図は、後手横歩取りからの進展で▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値±0で互角。

この局面までは、後手が横歩を取った形で先手と後手が少し入れ替わっているような展開です。

普通の形と違って△8五歩と打っているため、先手からいつでも▲8四歩のような垂らしの歩があるのが後手にとって傷です。

▲3五歩と突いた手に△同歩は▲4五角で後手が悪そうなので、取りづらいです。

実戦は△4四角と打ったのですがこれがよくなかったようです。

△4四角▲5六飛△7一金で、ソフトの評価値+698で先手有利。

対局中は、△4四角と打っても冴えないなとは思っていましたが、他の手も見えなかったので仕方なく打った感じです。

先手は▲5六飛と飛車交換を狙う形でこの手をうっかりしていたのですが、飛車の打ち込みに備えて△7一金とするようでは後手失敗です。

後手に飛車と角があると、▲7二歩△同金▲8一飛のような手が厳しいです。

△4四角では△4四銀がありました。ソフトの評価値±0で互角。

この手は、先手の▲5六飛のような飛車交換の狙いに△5五銀として受ける手です。

どうも私の場合は△4四銀のような手が昔から見えていないようです。

3三の銀はそのままにして7筋とか8筋から手を作りたいという感覚ですが、そちらの方面で手がないときは他の手が全く浮かばないみたいです。

△4四銀に▲3四歩なら△3五銀▲2五飛△2四銀▲2六飛△3四飛で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、▲3四歩と取り込む手ですが△3五銀とすれば飛車の横利きで△3四飛と取れる形になります。

△4四銀に▲5六飛なら△5五銀▲2六飛△4四銀で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、▲5六飛の飛車交換狙いには△5五銀として▲2六飛にまた△4四銀と引く形です。

△4四銀と引けば千日手模様になります。

△4四銀以外に有力な手があればその手を指しますが、後手は飛車の打ち込みに弱いので強い戦いはしづらいです。

元々が後手の8五の歩というあまりいい形ではないので仕方ないようです。

飛車交換を避ける△4四銀が参考になった1局でした。

飛車をどのように動かすか

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲7四歩と突いた局面。ソフトの評価値-302で後手有利。

この局面は、後手が穴熊で左側に駒が片寄っているので右側が手薄です。

先手が▲5四歩と打って後手陣を抑えているので、いつでも▲5五角や▲9五角から▲7四銀と出るような筋もあり、ここで後手がさらに抑え込まれるとまずい形です。

この局面は後手がややまずいのかと思っていましたが、ソフトは後手有利だったのは驚きました。

実戦は△7四同歩▲6六角△8二飛▲5五角△8四飛▲9一角成△8六歩▲同歩△同飛▲8八歩で、ソフトの評価値+79で互角。

この手順は、互角になっているものの先手に馬を作られてしかも香車を取られる展開で、普通に考えたら後手が失敗している形です。

△7四同歩では△8六歩がありました。

△8六歩▲同歩△7四歩で、ソフトの評価値-399で後手有利。

この手順は、△8六歩に▲同歩とさせてから△7四歩と手を戻す形です。

△7四歩以下▲5五角なら△8六飛▲8八歩△8七歩で、ソフトの評価値-389で後手有利。

この手順の▲5五角は狙いの一手ですが、△8六飛から△8七歩の形はまだ後手は香車を取れていませんので後手が指せるようです。

最初の手順の▲7四歩△8六歩に▲6六角なら△8五飛で、ソフトの評価値-240で互角。

この手順は▲8六同歩とせず▲6六角で後手の飛車がどこにいくかで手を決める展開です。

△8五飛に▲7七桂なら△8二飛▲7三歩成△同桂▲7四銀△8七歩成▲7三銀不成△7七と▲8二銀不成△6七とで、ソフトの評価値-483で後手有利。

この手順は、△8五飛が銀取りなので▲7七桂と跳ねますが、以下△8二飛が少しうっかりしやすい手です。

▲7三歩成から▲7四銀で後手が失敗かと思っていたのですが、△8七歩成から△7七とがくると後手のと金が働きそうな形に対して先手の8二の銀が少し重たいので後手が指せそうです。

このあたりは後手は最小限でどの程度被害を抑えて指せるかという形で神経を使いますが、うまく立ち回れば穴熊が活きそうな展開になりそうです。

飛車をどのように動かすかが参考になった1局でした。

先手の手の作り方

上図は、相居飛車からの進展で▲4五飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+34で互角。

この局面はソフトの評価値は互角ですが、先手の桂損でしかも先手は歩を使った細い攻めがしにくい形なので、あまりうまくいっていないと思っていました。

後手に桂馬が2枚ある形なので、△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△9五桂のような手が嫌な手で、ここに手が入ると先手陣も少し崩れてきます。

本譜は△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△5五角▲1五香で、ソフトの評価値+197で互角。

この手順は後手は8筋に手をつけた後に△5五角と打って▲8五飛の筋を消したのですが、▲1五香がまずまずだったです。

後手は1筋が弱いのでここに空間をあけておくと先手も手が広がります。

数手前まで少し苦しいと思っていたのでこの展開はまずまずです。

実戦は▲1五香以下△6二銀▲5五飛△同歩▲8二角成△1五香▲1三角で、ソフトの評価値+371で先手有利。

私の場合、苦しい展開から有利になることは少ないのでややうまくいった感じです。

ただし、△8六歩では△5五銀を気にしていました。

△5五銀は▲8五飛を防ぎながら先手の飛車の動きを止める手です。

△5五銀には▲1五香△4四歩▲2五飛で、ソフトの評価値+224で互角。

△5五銀には▲1五香があったようで△4四歩に▲2五飛と逃げる展開です。

△5五銀に▲1五香は対局中は全く見えてなかったので、このあたりは目のつけどころがあまりよくなかったようです。

△4四歩に▲2五飛と逃げますが、△3三桂と打たれる手が気になります。

▲2五飛以下△3三桂▲5五飛△同歩▲1一香成で、ソフトの評価値+210で互角。

この手順は飛車と銀香の交換で2枚替えですが、局面全体では飛桂と銀香の交換なのでやや先手が駒損です。

ただし後手は歩切れでまだ細かい攻めができないのでいい勝負のようです。

先手の手の作り方が参考になった1局でした。

飛車の活用を考える

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で△3六歩と突いた局面。ソフトの評価値+396で先手有利。

先手は居飛車穴熊に囲った手に後手は△6二玉△7二金という構えで対抗した展開です。

この局面は先手の7八の金が浮いているので、飛車の交換は先手も少し指しづらいところです。

後手の2五の銀が働く展開になるか、先手の目標の駒になるかで形勢が変わってきそうですが、この局面が先手有利だったのは気がつきませんでした。

実戦は▲6五歩△同桂▲6六銀△4六歩で、ソフトの評価値+223で互角という指し方をしました。

▲6五歩は△同歩なら▲7七角のような狙いですが、△同桂で▲6六銀から右側を焦土作戦にしました。

この指し方はソフトの推奨手や候補手ではなかったので、ここでは別の指し方があったようです。

▲6五歩では▲2二歩がありました。

▲2二歩△1三桂▲6八角で、ソフトの評価値+410で先手有利。

この手順は、▲2二歩と桂取りに打つ手ですが、△1三桂に▲6八角があまり気がつかない手です。

指されてみれば7八の金を間接的に横から受けている形ですが、次にどのような狙いがあるかぱっと見でよく分かりません。

やや右側が振り飛車に抑え込まれている感じもしますが、▲6八角に△2六銀なら▲2一歩成△同飛▲3六飛があります。

▲2一歩成に△3四飛なら▲2八飛と回って、ソフトの評価値+521で先手有利。

この手順は、先手の飛車が捌けそうなので先手が指せるようです。

▲6八角に△2四角なら▲4六銀で、ソフトの評価値+325で先手有利。

この手順は、△2四角に▲4六銀ですがこの手もぱっと見で狙いがどこにあるか分かりにくい手ですが、次に▲2一歩成△同飛▲3五銀のような狙いがあります。

▲4六銀は6八の角に紐が付いているので△4六角とされる心配はないのですが、感覚的に▲4六銀は浮いていて狙われやすいと思ったら指せない手です。

▲4六銀に△2六銀なら、▲2一歩成△3四飛▲4四歩で、ソフトの評価値+326で先手有利。

この手順は△2六銀と後手は銀の活用を目指しますが、▲2一歩成があり△同飛なら▲3六飛があるので△3四飛としますが、▲4四歩と突いて先手もまずまずのようです。

やはり先手は飛車をどのように活用すべきかを考えるのが大事みたいです。

飛車の活用を考えるのが参考になった1局でした。

馬を作らせないように辛抱する

上図は、角換わりからの進展で△3六歩と突いた局面。ソフトの評価値-62で互角。

先手は3筋を突き捨ててから▲4五桂と跳ねる展開で1歩損してからの仕掛けですが、△4四銀と上がって受けてきました。

以下後手は△6五歩と突き捨ててから△3六歩として▲同銀なら△3八角が狙いです。

対局中はここでの対応に迷いました。

▲3六同銀△3八角▲6四歩△5四銀▲2八飛△6五角成で、ソフトの評価値-34で互角。

この手順は△3七歩成を受けるために▲3六同銀としたのですが△3八角に▲6四歩と突く手です。

ここで△5四銀をうっかりして以下▲2八飛に△6五角成と進んだのですが、先手がやや失敗したかと思っていたのが意外にも互角でした。

先手からは▲3三歩と叩く筋はありますが、先手は▲6四歩と伸ばしているので、後手の馬を追い返すことができません。

このような展開になると桂馬がお互いの持ち駒に入りやすく後手から△6六桂と打てれば後手が駒得になりますので、それを先手がどうやって受けるかという感じです。

この展開もあったのですが、やはり後手の馬の働きが大きいことを考えると馬を作らせない指し方もあったようです。

▲3六同銀では▲4八金がありました。ソフトの評価値-67で互角。

この手順は△3七歩成を受けるのであれば▲3八歩はありますが、3筋に歩が使えなくなりますので▲4八金として受けます。

▲4八金とすると6筋の守りが弱くなりますが、後手に馬を作らせないので辛抱します。

このようにじっと辛抱して受けるというのが少し見えづらいです。

後手も桂馬を使って攻めたいのですが、いつでも▲3四桂の反撃の筋があります。

▲4八金以下△6七歩▲同金△6五桂▲6六銀△8六歩▲6五銀△8七歩成▲9五角で、ソフトの評価値-256で互角。

この手順は、△6七歩に▲同金として△6五桂に▲6六銀と受ける形で△8六歩があるのでやや危険ですが、▲6五銀と桂得してから▲9五角とする手です。

先手は普通は指しづらいのですが、と金を作られても2九に飛車がいるので受けに効いているのと▲3四桂の筋を狙う展開です。

この手順が嫌であれば△6七歩には▲5八玉が自然です。

馬を作らせないように辛抱するのが参考になった1局でした。

横歩取り青野流の変化手順の受け方

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲2三歩と垂らした局面。ソフトの評価値-146で互角。

この局面は、▲2三歩と垂らす前に3四の飛車が▲8四飛として△8二歩に▲2三歩とした展開です。

▲8四飛の前に▲2三歩△同金とさせて▲8四飛の方が多い感じですが、先に▲8四飛としてから▲2三歩は初めて指されました。

実戦は△4五桂▲2二歩成3三金▲3一と寄で、ソフトの評価値-329で後手有利。

この手順は△4五桂と跳ねて▲2二歩成とされますが、△3三金と上がって受ける形です。

このような形が初めてなので、その後の▲3二と寄や▲3二と引で後手玉がどの程度危ないかがよく分かっていません。

後手としても攻めるなら飛車と角だけでなく桂馬も使いたいので、このような手順になるみたいです。

実戦はここで△3七歩だったのですが、△7七角成の方がよかったようです。ソフトの評価値-305で後手有利。

この手順は、△7七角成と桂馬を取る手ですが、▲同金△同飛成▲7八歩が気になります。

この瞬間に厳しく攻めるかもたれるように指すかの判断が難しいです。

▲7八歩以下△6六桂▲4八玉△7八桂成▲3二と寄で、ソフトの評価値+46で互角。

この手順は、△6六桂に▲同歩なら△5七桂成以下詰みですが、▲4八玉と逃げられると△7八桂成が少し重たいのが気になります。

以下▲3二と寄とされると2枚のと金の攻めが厳しく振りほどくのが大変です。

▲7八歩以下△7五龍▲8八飛△6五桂▲6八銀△6二玉▲4一と△3七歩で、ソフトの評価値-151で互角。

この手順は、△7五龍と一旦引き上げて次に△8四龍とする手がやや見えにくく、▲8八飛に△6五桂と打って5七の地点を狙います。

▲6八銀として5七の地点を受けますが、△6二玉と早逃げするものやや気がつきにくく攻めばかりでなく盤面全体を意識して見る感じです。

まだ難しい将棋ですが、手の流れとしてはこのような感じになるみたいです。

横歩取り青野流の変化手順の受け方が参考になった1局でした。

受けを見切って寄せにでる

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲4四角と打った局面。ソフトの評価値-1188で後手優勢。

ここまでは少し後手が指せていると思っていたのですが、▲4四角と打たれた手が全く見えておらずものすごくいい手に見えてしまいました。

▲4四角は▲1一角成の狙いはありますが、▲5三角成や▲5三成銀の狙いもあります。

ただし後手玉は詰めろではありません。

短い時間では対応できず本譜は△3一玉▲2二歩△5九飛▲8八玉△9五桂で、ソフトの評価値+982で先手優勢。

この手順の△3一玉は早逃げの手ですが、▲2二歩も全く見えておらず△同金なら▲5三角成が厳しいです。

よって△5九飛▲8八玉として△9五桂と△8七歩からの詰めろをかけましたが、▲2一歩成△同玉▲4一飛△3一銀と持ち駒の銀を使わせたら先手玉の詰めろが消えるので後手がまずかったようです。

△3一玉は受けになっていなかったようです。

△3一玉では△5九飛がありました。

△5九飛▲8八玉△8七歩で、ソフトの評価値-1577で後手優勢。

この手順は、△5九飛と王手をする手で▲8八玉に△8七歩と叩きます。

△8七歩は気持ちのいい手ですが、後手は歩切れになるので寄せがあるかが気になります。

△8七歩に▲同金なら△9五桂でソフトの評価値-3199で後手勝勢。

この手順は、△9五桂が次に△8七桂成▲同玉△8九飛成からの詰めろで後手勝勢です。

△8七歩に▲同玉なら△8九飛成▲8八金△9五桂▲9六玉△8八龍▲8二飛△3一玉▲8五玉△9二金で、ソフトの評価値-2306で後手勝勢。

この手順は、▲8七同玉から中段玉となって後手としても少し嫌な形ですが、△9二金と飛車を取る形で後手が余しているようです。

先手に金を渡しても後手玉は詰みません。

最初の局面では▲4四角と打たれたときに、後手玉がどの程度危ないかを短い時間で見極めないといけなかったです。

また寄せで△8七歩は歩切れになり玉が上部に脱出する形になりますが、それを恐れずに踏み込むときは歩を叩くという感覚が大事なようです。

受けを見切って寄せにでるのが参考になった1局でした。