上図は、後手の角交換振り飛車からの進展で△3五歩と歩を打った局面。ソフトの評価値+549で先手有利。
△3五歩は鋭い手で、△3五歩で普通に△4五銀だと▲4六歩で、△5四銀と逃げるか△5五角と打つ展開になります。
△3五歩に▲同歩なら、△4五銀▲4六歩△3六歩で▲同銀なら△4六銀のような手があり先手としてもうるさい形です。
先手は銀と馬で守っているので固いかと思っていましたが、意外と手があるものです。
実戦は△3五歩に▲4六銀△3六歩▲同銀△3四桂で、ソフトの評価値+310で先手有利。

この手順は、▲4六銀と4筋を守った手に△3六歩としてから△3四桂がまた少しうるさい攻めです。
△3四桂が見えておらず、銀を逃げるのは△4五銀でまずいと思って▲7五桂としましたが、後から△4六桂と銀と桂馬の交換で先手が少し損をしたようです。
ここで問題だったのは、△3四桂に銀を逃げる手を全く考えてなかったことです。
一般的には銀と桂馬は銀の方が価値が高いので、まずは銀を逃げることを考えた方がよかったです。
ここでは△3四桂に▲3五銀はあったようで、以下△4五銀なら歩の連打で▲4二歩△同飛▲4三歩△同飛▲4四歩がありました。
飛車が逃げたら▲4五馬と銀を取られますので▲4四歩には、△同飛▲同銀△3六銀で、ソフトの評価値+322で先手有利。
この手順は先手は歩をたくさん使いましたが、飛車と角の交換で先手が少し駒得なので先手もまずまずだったようです。
また最初の局面では▲4六銀では▲5六銀もありました。
▲5六銀△4五銀▲同銀△同飛▲4六歩△4一飛▲6八金右で、ソフトの評価値+514で先手有利。

この手順は、▲5六銀と出ていか△4五銀から銀交換をして▲4六歩で飛車を追い返して局面が少し落ち着きます。
最後の▲6八金右で後手の△6九銀の割り打ちの銀を防いでどうかという展開です。
将棋はまだこれからですが、先手陣に馬がいて2歩得なので先手もまずまずかと思います。
後手の捌きの受け方が参考になった1局でした。