歩を合わせる▲2四歩


上図は先手矢倉模様に後手雁木からの進展で、△5五歩と突いた局面。ソフトの評価値+104で互角。

△5五歩は▲同歩でも▲同銀でも、後手の5筋の歩が切れるといつでも△5七歩の叩きから△6五桂と跳ねる手があります。

6六に歩を突いておけばこの形にはなりませんが、6七の歩なのでこのような筋が生じます。

また△4五歩と突いて角を働かせるような手もあります。

後手から次に△5六歩と取られるのはまずいので、先手はどのような形で5筋の歩を取るかという展開です。

実戦は、▲3五歩△4三銀▲5五銀△4五歩▲7五歩で、ソフトの評価値-281で互角。

この手順は、▲3五歩と抑えてから▲5五銀としましたが△4五歩で先手の5五の銀の動きが少し狭くなりました。

後手から次に△6五歩と突かれ△5四歩とされると銀損になるので▲7五歩と突きましたが、以下△5七歩▲同角△6五桂で、ソフトの評価値-374で後手有利。

▲7五歩と突いた手に△5七歩の叩きから△6五桂と跳ねられると、▲7五歩と突いた手も少しぼけた感じで、後手の攻め足の方が少し早い感じです

▲3五歩では▲5五同銀がありました。

▲5五同銀△4五歩▲2四歩で、ソフトの評価値+17で互角。

この手順は、▲3五歩と打たずに▲5五同銀とする手で△4五歩に▲2四歩と合わせる手です。

▲3五歩と打つと△4三銀と引かれて後手の銀がいい位置になるのですが、3四の銀のままだと浮いた駒になるので少し狙われやすいです。

先手は▲2四歩と合わせて浮いた後手の銀を狙います。

▲2四歩以下△同歩▲同飛△4三銀なら▲3三歩△同桂▲2三歩△3一角▲3四歩で、ソフトの評価値+427で先手有利。

この手順は、△4三銀と引くのは形がいいのですがこの瞬間に▲3三歩が厳しく、金で取っても角で取っても飛車が成られます。

よって△3三同桂としたのですが、▲2三歩と抑えてから▲3四歩で桂馬が取れる形え先手が指せそうです。

▲2四歩以下△同歩△同飛△4三金右なら、▲2八飛△6五桂▲6六銀上△5四歩▲3五歩△2三銀▲2四歩△1四銀▲9五角△7二飛▲6五銀△同歩▲2六桂△2五銀▲3四桂で、ソフトの評価値+712で先手有利。

この手順は、△4三金右とすれば手厚くなりますが、▲2八飛と引いた形に後手が△2三歩と打っても▲3五歩で銀が取られる形です。

後手は受けづらいので△6五桂から△5四歩として先手の銀が死にますが、3筋と2筋を歩で抑えてから▲9五角が面白い手で△7二飛に▲6五銀と桂馬を取ってから▲2六桂から▲3四桂の銀取りで先手が難しいですが先手が指せそうです。

先手は後手に一方的に手を作られないようにしたいです。

歩を合わせる▲2四歩が参考になった1局でした。