上図は、後手三間飛車に先手トーチカからの進展で△3五角と打った局面。ソフトの評価値-291で互角。
駒割りは、飛車と金桂の交換の2枚替えなので先手が駒得していますが、後手の4九の飛と5九のと金と3五の角が先手の7九の金に迫る形になっていますので、先手の方が神経を使う形です。
△3五角は攻めだけでなく受けにも利いているので、味がよさそうな角です。
対局中はだいぶ先手が悪いのかと思っていたのですが、互角だったのは意外でした。
後手に攻められても、まだ先手玉は耐久性があるということかもしれません。
対局中は後手の4九の飛車を盤面から消してと金攻めを防ぎたいと思い▲1二馬としました。
実戦は、▲1二馬△同香▲4五飛△4六角打で、ソフトの評価値-1132で後手優勢。

この手順は、▲1二馬と飛車を取ってから▲4五飛と打って△同飛成なら▲同桂△4九飛▲5三桂打などをイメージしていたのですが、▲4五飛に△4六角打が5五の銀を守りつつ7九の金を狙って味がいいです。
後手は飛車と角が2枚とと金の攻めに対して、先手は4五の飛車の働きが悪いので、先手がはっきり悪いです。
▲1二馬では▲2二歩成がありました。ソフトの評価値-200で互角。

この手は▲2二歩成で後手の飛車を取りにいく手ですが、少しぬるい感じがして指せませんでした。
後手から△6九とが気になります。
▲2二歩成以下△6九と▲同金△同飛成▲7九金打△1九龍▲1二と△6八金▲同金寄△同角成▲7八金打△6九金▲4二飛で、ソフトの評価値±0で互角。
この手順は△6九と以下後手が食いついた攻め方ですが、先手陣は意外と耐久性があり、最後の▲4二飛と打てば▲4九歩と底歩で受ける手や、▲4三馬と馬を活用する手があり互角のようです。
▲2二歩成以下△5六銀▲5四馬△6九と▲5五馬△7九と▲同銀△6四歩▲4六歩で、ソフトの評価値-178で互角。
この手順の△5六銀は意味が少し分かりにくいですが、攻めに厚みを加えた手です。
先手は△5六銀に▲1二とかと思ったのですが、その場合は△6九と▲同金△同飛成▲7九金打△同角成▲同銀△6七銀成▲同金△7八金▲9八玉△8八金打▲同銀△8九龍までで寄せられてしまいます。
よって△5六銀には▲5四馬として、△6九とに▲5五馬とするのが次に▲7四桂からの詰めろになります。
以下後手は△7九ととして△6四歩と手筋の受けですが、▲4六歩と後手の角筋を止めてどうかという展開です。
この手順はなかなか難しいですが、取れる飛車を取らないで馬を中央で活用するのが興味深いです。
少し浮かびにくい受け方が参考になった1局でした。