2筋の歩を銀で取るか飛車で取るか

上図は、相早繰銀からの進展で▲2四歩に△同歩とした局面。ソフトの評価値+36で互角。

先手の3五に銀がいる場合△2四同歩には▲2四同銀と▲2四同飛の2種類の手がありますが、▲2四同飛とする方が少し多いイメージです。

自分は▲2四同銀と▲2四同飛の違いがいまひとつ分かってなかったので、この機会に▲2四同銀としました。

実戦は▲2四同銀△2三歩▲3五銀△8六歩▲8八歩△9五歩で、ソフトの評価値+21で互角。

この手順は▲2四同銀とする手で以下△2三歩に▲3五銀と引きます。

▲3五銀と引く手で▲3三歩成はありそうですが、以下△同桂▲3五銀△8六歩▲8八歩△3六歩で、ソフトの評価値-20で互角。

この手順は3三に歩を成って△3三同桂として将来▲3四歩からの桂頭を狙う意味ですが、最後の△3六歩で次に△3七歩成▲同桂△3六歩の狙いが生じて、結局▲3八金とすることになり、やや後手に逆用された感じです。

また△2三歩に▲同銀成△同銀▲2四歩△3四銀▲2三角の銀を捨ててからの強襲は、△5五角▲3七歩△2三銀▲同歩成△2七歩▲同飛△4五角で、ソフトの評価値-1262で後手優勢。

この手順はさすがに先に銀損しての攻めは無理があるみたいです。

よって△2三歩には▲3五銀として以下8筋と9筋を後手が伸ばす展開ですが、感覚的に3五に銀がいる場合は先手の飛車は2六にいることが多いです。

2八にいると将来△5五角のように先手の飛車を狙う筋があるので、2六にいることでそれを避けています。

ちなみに▲2四同銀は4つある候補手にも上がっておらず、推奨手は▲2四同飛でした。

▲2四同飛△8六歩▲8八歩△2三歩▲2六飛△9五歩▲5八玉△7二金▲3八金△5二玉▲3七桂で、ソフトの評価値-104でで互角。

この手順は先手は2筋の歩を飛車で取ってから△8六歩▲8八歩△2三歩に▲2六飛と4段目に引きます。

以下▲5八玉と中住まいにしてから▲3八金から▲3七桂と盤面全体を使う感じです。

このような構え型がよく出ててきて、これで評価値は少し先手がマイナスですが互角のようです。

これまでの手順で気になるのが、△2三歩と打つ手で△2五歩とする手です。

△2五歩に▲同飛なら△3六角▲2六飛△4七角成とする狙いで、先手としても少し嫌な形です。

△2五歩▲2三歩△同銀▲2五飛△3六角▲2六飛△4七角成▲4五角で、ソフトの評価値+31で互角。

この手順は▲2三歩△同銀とさせてから▲2五飛としますが、△3六角▲2六飛△4七角成に▲4五角として、▲6三角成と▲3三歩成△同桂▲2三角成の2つの狙いです。

これも結構難しいようですが互角のようです。

なお、△2五歩に▲3八金とすると△3六角で次に△2三銀があるので、ソフトの評価値-503で後手有利。

結局は最初の局面の▲2四同銀だと穏やかですが、少し先手の飛車の位置が不満なのに対して、▲2四同飛なら後手は穏やかに指す手と△2五歩して馬を作るような指し方もあるので、びっくりするような差はないみたいです。

実戦の▲2四同銀も思ったほどは悪くなかったようですが、自分の知らない変化手順がたくさんありそうな気がします。

2筋の歩を銀で取るか飛車で取るかが参考になった1局でした。