できるだけ飛車は渡さないで受ける


上図は、相横歩取りからの進展で▲2二歩と打った手に△5四飛と打った局面。ソフトの評価値+73で互角。

駒割りは、角と銀桂の交換で2枚替えで先手が少し駒得ですが、先手は歩切れでいい勝負のようです。

△5四飛は▲2二歩に△同銀なら▲3四桂の狙いを消した手で、王手で先着することでして▲3四桂を消しています。

対局中は、なんとか▲2二歩と打った手をむだにしたくないと思い▲5八飛と合わせました。

▲5八飛△5七金▲同飛△同飛成▲5八金△5五龍▲2一歩成で、ソフトの評価値-598で後手有利。

この手順は、△5四飛に▲5八飛と合わせて後手の受けに使う飛車の働きを消した手で、△5七金から清算して▲2一歩成としました。

▲2一歩成は後で銀も取れそうな局面なので、実質の駒割りは飛角と銀銀桂桂で先手が少し駒得ですが、先手歩切れで後手の龍が手厚いので後手が少しいいようです。

▲2二歩を打った手の流れとはいえ、やや先手の指し方が一直線的な感じで単調になった感じもします。

▲5八飛では▲5八銀がありました。ソフトの評価値+33で互角。

この手は、▲5八銀と節約して受ける手です。

▲5八銀に△5七歩は2歩のため打てませんので、手の流れからして△2二銀とします。

▲5八銀以下△2二銀▲6二飛△5二金▲6一飛成△5一金▲7二龍△5二金▲4五金△2四飛▲6一と△8四角▲8一龍△2九飛成▲6二と△5一角▲同と△同金▲4八角で、ソフトの評価値-36で互角。

この手順は、▲6二飛と玉の近くに飛車を打つのが興味深く、△5二金と打たれれば飛車がはじかれる形ですが▲6一飛成とした手が次に▲4一金△3三玉▲5二龍を狙っています。

▲6一飛成に△5一金としますが▲7二龍に△5二金とさせて▲4五金とします。

▲4五金は飛車取りと▲3四桂の両方の狙いですが、△2四飛に▲3四桂△4一玉とさせて▲6一とが厳しい手です。

次に▲5二龍△同玉▲5一金で詰みの狙いですが、後手も△8四角として▲5一金の筋を受けて結構大変なようです。

このあたりの細かい手のやりとりは参考になります。

やはり持ち駒に飛車があるのとないのでは、後手玉への脅威が違ってきます。

そのような意味で最初の局面では、飛車で受けるのでなく盤上の駒で受けた方がよかったようです。

できるだけ飛車は渡さないで受けるのが参考になった1局でした。