相掛かりからひねり飛車風に組む

上図は、相掛かりからの進展で△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値-60で互角。

後手の8五の飛車と7三の銀の組み合わせが少ない感じですが、後手の銀が前進してくると先手にもプレッシャーがかかってきます。

後手は△8五飛型から△7五歩と突いて飛車の横利きを使った形です。

△7五歩に▲同歩は△同飛で後手の飛車が軽くなって、次に△8八角成が受けづらいので▲7五同歩は取りづらいです。

先手も飛車の横利きを使って受ける指し方をしました。

実戦は△7五歩以下▲3五歩△同歩▲7七桂△8二飛▲7五歩△7二金で、ソフトの評価値-57で互角。

この手順は、2六の飛車の横利きを利用するのと▲7七桂と跳ねることで△8五飛型を咎めた展開です。

駒の損得は全くないですが、先手は▲7七桂と跳ねたことで角が使いづらくはなります。

ただし▲6五桂と跳ねると角道が通ってがいつでも▲5三桂成のような筋もあるので一長一短です。

後手は△7二金として7筋を手厚くしてきましたが、ここで先手がどのような方針で指すかという局面です。

実戦は、△7二金以下▲3七桂△6四銀▲7四歩△8三金で、ソフトの評価値-158で互角。

この手順は、▲3七桂と跳ねて2枚の桂馬で中央を狙う方針にしたのですが、△6四銀と将来の▲6五桂を封じられてかつ5三の地点を守る手堅い手で、▲7四歩と伸ばしましたが△8三金と金と銀で7筋に圧力をかける指し方です。

先手の桂頭を狙う感じで、互角とはいえ先手が少し面白くなかったかもしれません。

▲3七桂では▲7六飛がありました。ソフトの評価値-27で互角。

この手順は、7五の歩と7七の桂の形を活かす意味で▲7六飛とする手です。

部分的にはひねり飛車のような形になりますが、相掛かりからひねり飛車模様にするというのが少し例外的です。

ひねり飛車は最初からひねり飛車の予定でかつ、相手が対応してくれればその戦形になるというイメージですが、相掛かりからひねり飛車というとかなり少なくなる感じです。

ひねり飛車は飛車を横に使うイメージなので、どちらかというと振り飛車に近い感覚になると思います。

そのため日ごろから振り飛車を指さないと少し違和感があり、特に先手の玉形が中住まいで美濃囲いでないのも例外的です。

居飛車の近い感覚だと、横歩取りの△3三桂型に対する先手の構えに近い感じだと思います。

これで1局のようですが、後手の玉も囲い方が難しく神経を使いそうでいい勝負のようです。

相掛かりからひねり飛車風に組むのが参考になった1局でした。