角換わりの棒銀に対する駒組み


上図は、角換わりからの進展で△4二金右と5二の金を寄った局面。ソフトの評価値+159で互角。

後手は棒銀で玉を固めていつでも△9五歩の攻めをみています。

また場合によっては9筋でなく、△7四歩から△7三銀と引いて△6四銀から△7五歩のように仕掛けることもありそうです。

それに対して先手は現在居玉ですが、後手が仕掛けてくることを想定した駒組みになります。

自分の場合は、後手が棒銀にきており玉を左側にすると相手の攻め駒に近くなるのがあまり好きではないので、右玉にすることが多いです。

よって実戦は△4二金右以下▲4八玉△9五歩▲同歩△同銀▲同香△同香で、ソフトの評価値+294で互角。

この手順は、先手は▲4八玉と右玉にしたのに対して、後手は9筋から仕掛けて銀と香車の交換にする手です。

部分的には先手が駒得になっており、9筋が戦いの場所になったのに対して、先手は右玉にしておりまだ先手玉に危険が迫っていません。

そのような意味で先手が少しうまくいったかと思っていましたが、ソフトの評価値は互角のようです。

後手の狙いは、△9八香成や△4四角から△2六香と2筋を狙う筋があります。

△2六香に対して▲2七歩は2歩で打てないです。

実戦は△9五同香に▲9四角△9八香成▲6一角成△8四飛▲6六銀△8六歩▲同歩△4四角と進みましたが、△4四角の前にどこかで▲2四歩と2筋を突き捨てる手はあったようです。

2筋の歩を突き捨てていれば、△4四角から△2六香には▲2七歩で受かるという意味です。

なお、最初の局面の▲4八玉に対して後手の△9五歩では△7四歩もありました。ソフトの評価値+44で互角。

この△7四歩は9筋から動くのでなく、7筋から動く狙いです。

その場合、△7三銀から△6四銀としてから△7五歩と突くのが多い感じですが、後手は直ぐに△7五歩という手も気になります。

△7四歩以下▲1六歩△7五歩▲1五歩△7六歩▲同銀△7二飛▲7七歩で、ソフトの評価値+147で互角。

この手順は、▲1六歩に後手が直ぐに△7五歩と仕掛けたのですが、▲同歩なら△同銀▲7六歩△8六歩で後手の銀が捌けてきます。

よって先手は▲7五同歩とすると後手の銀が5段目にでるので、それを避ける意味で▲同歩とはせずに▲1五歩とします。

以下△7六歩▲同銀△7二飛に▲7七歩と受けていい勝負のようです。

なおこの手順の▲1五歩では▲6六歩して、△7六歩なら▲同銀として将来▲6七銀のような駒組みをする手もありそうです。

角換わりの棒銀に対する駒組みが参考になった1局でした。