上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△5五歩と突いた局面。ソフトの評価値+411で互角。
△5五歩は特別に何か狙いがあるという手ではなさそうですが、対局中は▲5五同歩とすると将来△5六歩の垂れ歩があって△5七歩成を受けにくいという展開になるのがいやだったので、▲同歩とはしませんでした。
ちなみに▲5五同歩は全く考えていませんでした。
実戦は△5五歩以下▲5八飛△5六歩▲同飛で、ソフトの評価値+252で互角。

この手順は、▲5八飛と飛車を回って△5六歩に▲同飛としてお互いに5筋の歩を持ち駒にする展開です。
対局中は、お互いに5筋に歩を使える形で先手の立場からすると▲5四歩と垂れ歩とか▲2四歩とする手があり攻めの手が広がってよくなったと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
3五の銀が2筋と3筋から優位にする狙いなのに、攻めの飛車が5筋に回るのはやや狙いがぼけていた感じです。
▲5八飛はソフトの候補手の1つだったのでそんなにおかしな手ではなかったようですが、いまひとつだったかもしれません。
▲5八飛では▲5五同歩がありました。ソフトの評価値+565で先手有利。

この手順は、▲5五同歩として歩得をする手です。
5筋に空間があくため後手はそれを含みに手を作ります。
▲5五同歩以下△3三桂▲2四歩△同歩▲2三歩△3二飛▲2四飛△4五桂▲2二歩成△3五飛▲同角△2四角▲同角△2八飛▲4一飛△5一歩▲3三角成で、ソフトの評価値+719で先手有利。
この手順は、△3三桂として△4五桂から△5六歩と垂らして△5七歩成として、遊んでいる桂馬を活用して先手の攻めを軽くいなす狙いです。
先手としてら3五の銀が中途半端の残るのがいやな形になりますので、2筋から動きます。
▲2四歩△同歩に▲2三歩が手筋の垂れ歩で、後手は△3二飛と受けますがそこで▲2四飛が強い手です。
△4五桂が手順に△2四角の狙いですが、▲2二歩成も強い手で以下△3五飛から▲同角から△2四角で大捌きになります。
最後の▲3三角成まで駒割りは角と銀の交換で先手が駒得で、以下△2九飛成には▲6五角から▲4三角成△同金▲同馬でさらに駒得する筋があります。
このような展開であれば先手の穴熊が活きそうです。
▲5五同歩に△3四歩なら▲2四歩もありますが、じっと▲4六銀でソフトの評価値+513で先手有利。
この手順は、先手が1歩得していますのでじっくりした展開になっても先手が指せそうです。
突かれた歩は最初は取ることを考えるのが参考になった1局でした。