▲2四歩と垂らして△2二歩と打たせる


上図は、相掛かりからの進展で▲2五飛と2四の飛車が引いた手に△3四歩と突いた局面。ソフトの評価値+91で互角。

△3四歩では△2三歩と打って先手の2筋の攻めを受けておくのが自然ですが、△3四歩は簡単に2筋には歩を打たないという手です。

対局中は自然に指すのがいいかと思い▲3六歩と突きました。

実戦は▲3六歩△2三歩▲3七桂で、ソフトの評価値-11で互角。

この手順は、▲3六歩から▲3七桂とする手で、▲3六歩はソフトの候補手にはありましたが推奨手ではありませんでした。

▲3六歩に対して後手は△2三歩と2筋の傷を消して手堅く指します。

以下▲3七桂ですが、評価値は互角とはいえマイナス評価になっているのが気になります。

ソフトの見解だと▲3六歩に△2三歩の時点ではソフトの評価値+3で互角ですが、そこで▲3七桂と跳ねるとマイナス評価になっています。

▲3六歩に△2三歩と受けられると、ソフトは先手が少し損をしているみたいです。

▲3六歩では▲2四歩がありました。

▲2四歩△8八角成▲同銀△2二歩で、ソフトの評価値+116で互角。

この手順は、▲2四歩と垂らして次に▲2三歩成を狙います。

後手は△8八角成と角交換をしてから△2二歩と手堅く受けます。

△2二歩では△2二銀のような受け方もありますが、いつでも▲2三角と打つような筋があるので指しづらいです。

先手は2筋に歩を垂らした手に対して、後手は2段目に歩を打って受ける形でお互いに歩切れになったのですが、どうもこれはソフトは少し先手が得をしているということみたいです。

△2二歩以下▲4五角△5二玉▲3四角△7五歩▲同歩△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛▲2三歩成△同歩▲同角成△同金▲同飛成△2二歩▲3四龍で、ソフトの評価値+289で互角。

この手順は、▲4五角と打って▲6三角成と▲3四角を狙う手です。

△5二玉と受けた手に▲3四角から▲2三歩成は狙いが分かりやすいです。

以下角と金の交換で先手は龍を作って手になっているようです。

なお▲4五角に△3三桂の両取りが気になりますが、▲6三角成△2五桂▲6四馬で、ソフトの評価値+324で先手有利。

この手順は飛車と銀の交換で先手が駒損ですが、馬を作る展開で先手も指せているようです。

▲2四歩と打つのは少し重たいという先入観がありましたが、局面によっては必ずしもそうでもないようです。

▲2四歩と垂らして△2二歩と打たせるのが参考になった1局でした。