▲2五飛型を活かした▲7五歩

上図は、相掛かりからの進展で△7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+58で互角。

相掛かりの何気ない局面ですが、後手は居玉のまま△7三桂と跳ねた形です。

ここでは先手に面白い手があったのですが、実戦は全く気がつかず▲4六歩と指しました。

実戦は、▲4六歩△8六歩▲同歩△同飛▲2二角成△同銀▲8八銀△8一飛▲8七歩で、ソフトの評価値-114で互角。

この手順の▲4六歩は、▲4五桂と跳ねた時の支えになるのと▲4七銀と駒組みをする自然な手ですが、ここでは候補手にも入っていませんでした。

先手の形だけを見れば普通の手ですが、後手の陣形を見た時に▲4六歩がこの場合は少し甘いようです。

このような局面での指し手が、数手後に少し指しやすいとか指しにくいとか出てきます。

実戦の角交換をして、後手は△8一飛と下段飛車でまずまずの形に対して、先手は▲8七歩とやや平凡な駒組みになったのがよくなかったようです。

先手の8八の銀と8七の歩と2五の飛車の組み合わせがあまりよくないようで、特に持久戦模様になると2五の飛車は使いづらいです。

▲4六歩では▲7五歩がありました。ソフトの評価値+123で互角。

▲7五歩は6四の銀が桂頭を守っているのに突くのでうっかりしやすい手です。

▲7五歩に△同歩なら▲7四歩△6五桂▲7三歩成△5七桂成▲同玉△7三銀▲5八玉で、ソフトの評価値+341で先手有利。

この手順は、▲7四歩から桂馬を取る手で、先手は歩切れですが桂得なので先手が指せるようです。

▲7五歩に△同銀なら▲同飛△同歩▲7四歩△6五桂▲7三角△6二飛▲9一角成で、ソフトの評価値+1063で先手優勢。

この手順は、△7五同銀にはあっさりと▲同飛として飛車と銀の交換をする手です。

この瞬間は飛車と銀の交換で先手が駒損ですが、▲7四歩が継続手です。

▲7四歩に△6五桂と逃げるのは自然ですが、そこで▲7三角の王手飛車と打つか▲7三歩成か少し迷います。

▲7三歩成も候補手で魅力的ですが、△8四飛▲6三と△6二歩▲7三角△8三飛▲4五桂△2四角▲6六銀で、ソフトの評価値+470で先手有利。

この手順は、先手はと金ができましたが、後手も△2四角と先手の5七の地点を狙う指しい方で▲6六銀と受けに銀を使う展開となりそうです。

▲7三角の王手飛車に△6二飛と逃げますが、そこで▲9一角成と香車を取るのが地味な一手ですが次に▲7三歩成が狙いとなります。

なお△6二飛に▲同角成も魅力的ですが、△同金▲7三歩成△同金▲7一飛△6二玉▲9一飛成△2四角▲6六銀で、ソフトの評価値+810で先手優勢。

このあたりは魅力的な手が多くて少し迷いそうな感じです。

▲2五飛型を活かした▲7五歩が参考になった1局でした。