上部を抑える△7六金から△6四桂


上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6六角と歩を取って王手をした局面。ソフトの評価値+507で先手有利。

5五の角が△6六角とした展開ですが、王手なので先手はどのように受けるかという局面です。

後手玉は▲8二銀からの詰めろになっているので、先手はうまく受けたいところです。

対局中は、後手の持ち駒がたくさんあるので先手玉は寄っても仕方ないと思っていました。

実戦は△6六角以下▲7七桂△9九角▲8七玉△7七桂成▲同金右△7六金で、ソフトの評価値-99980で後手勝勢。

この手順の▲7七桂は先手は持ち駒を使わずに受ける手ですが、△9九角が厳しいです。

ただし▲8七玉△7七桂成▲同金右までは自然の流れとして次の△7六金が難しい手です。

普通は△7六金では△7七角上成▲同銀と進み、金銀銀桂と歩が5枚あって王手をする筋はたくさんありますが先手玉は不詰みのようです。

先手は7四に銀がいるため8五の地点を補強している形で、意外と簡単ではないようです。

△7六金が好手なのは▲同金なら△8九龍とする手があります。

また△7六金に▲9七玉は△8六金から手数はかかりますが詰みです。

よって△7六金には▲同玉ですが△6四桂と桂馬で上部を抑えるのが大きいです。

△7六金以下▲同玉△6四桂▲8七玉△7七角上成▲同銀△8九龍で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

この手順の△6四桂に▲8五玉は△8四銀で詰みなのでせ▲8七玉と逃げますが、△7七角上成▲同銀から△8九龍があります。

6四に桂馬がいるので7六の地点を抑えているのが大きいです。

△8九龍に▲9七玉は△8六銀▲同銀△同龍▲同玉△7六金▲9七玉△8六銀で詰みです。

△8九龍に▲8八桂は△同角成▲同金△7八銀▲8六玉△8八龍▲同銀△7六金▲9七玉△8六金打まで詰みです。

△7六金から△6四桂と上部を抑える手が見えるかがポイントですが、この手が見えれば並べ詰みみたいなところがあるので、やはり急所を抑えるというのは大事なようでうす。

最初の局面で△6六角に別の対応もあるのでまた別の機会に書きます。

上部を抑える△7六金から△6四桂が参考になった1局でした。