角換わり腰掛銀の仕掛け

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△2二玉に▲4五歩と突いた局面。ソフトの評価値+154で互角。

先手の駒組みは▲4八金▲2九飛▲6八玉型に対して、後手は△5二金△2二玉型で対抗してきました。

やや後手の陣形が古い形ですが、形勢は互角のようです。

▲4五歩では▲7九玉と1手待つのもあったようですが、△4二金右とか△7五歩もありこれも難しいです。

最近は▲7九玉や▲8八玉としてから▲4五歩と仕掛ける将棋も増えていますが、▲4八金▲2九飛型は▲6八玉で仕掛ける形が元々は多いイメージです。

実戦は▲4五歩以下△7五歩▲同歩△6五桂▲7六銀で、ソフトの評価値+272で互角。

この手順の▲4五歩の仕掛けには△5二金型なので、▲4四歩と取り込んでも駒が当たりません。

それを活かして△7五歩の突き捨てから△6五桂と後手も動いてきました。

△6五桂には普通は銀が逃げますので、▲6六銀か▲8八銀か▲7六銀のどれかです。

ソフトは△6五桂には▲6六銀を推奨しており、以下△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8一飛▲4四歩△同銀▲7四歩で、ソフトの評価値+207で互角。

この展開は▲6六銀に後手は8筋の歩を交換する展開で、後手に歩がたくさん入れば△7七歩▲同桂△7六歩▲6五桂△同銀のような激しい展開になりそうです。

この指し方は先手の受けが強くないと指せないと思い▲6六銀は指せませんでした。

▲8八銀には△8六歩に強く▲7四歩や▲6六歩と突くか▲7三角と打つかなど手が広いようで、△8六歩に▲同歩とするのでは面白くないようです。

△8六歩に▲同歩としないと後手から△8七歩成▲同銀△8六歩▲9八銀と形が悪くなるとので、▲8八銀は全く考えていませんでした。

実戦は▲7六銀には△8六歩▲同歩△同飛▲8七金△8一飛▲8六歩で、ソフトの評価値+232で互角。

この手順は後手の8筋の歩の交換に▲7六銀から▲8七金と受ける形で、金と銀がやや上ずった形ですが、この受け方だと7七歩と歩を打っても駒に当たりません。

△6五桂には色々な受けがあったようです。

また▲4五歩に△7五歩では△4五同歩もありました。ソフトの評価値+232で互角。

この手順の△4五歩はややゆっくり指す受けの手です。

△4五同歩以下▲4五同桂△4四銀▲4六歩△4三銀で、ソフトの評価値+232で互角。

この手順は、平凡に▲4五同桂とする手で△4四銀に▲4六歩と歩を打って桂馬を守ります。

後手も△4三銀と引いて4四の銀に紐をつける形で、以下△5四歩から△5五歩を狙っていい勝負のようです。

△4五同歩以下▲3五歩△4六歩で、ソフトの評価値+142で互角。

この手順は▲4五同桂と取る前に▲3五歩という手筋の手ですが、後手も△4六歩と伸ばしていつでも△4七歩成とする手があるので、これもいい勝負のようです。

角換わり腰掛銀の仕掛けが参考になった1局でした。