どのような形で△8六歩と合わせるか

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値-187で互角。

先手は8八の角のラインを使って▲3五歩と突いてきたのですが、後手としても受け方に神経を使う局面です。

自分の感じだと、だいたいこのような局面で受けそこなって形勢を悪くするというパターンが多いです。

基本的に受ける局面というのはあまり好きでないようで、うまく受けて形勢を維持するというのがうまくないです。

実戦は▲3五歩以下△8六歩▲同歩△同角▲6九玉△8七歩▲6六角で、ソフトの評価値+51で互角。

この手順は、先手の玉が居玉なので後手は△8六歩と歩を合わせて角を飛び出す展開で、部分的にある手です。

△8七歩に▲同金なら△6八角成から△8七飛成の筋があるので▲6六角と逃げましたが、まだ後手としては3筋の受け方が気になります。

対局中は、とりあえず何か指さないといけないから指したという感じで、指し手の方針が全く決まっていませんでした、

△8六歩では△3五同歩がありました。

▲3五歩以下△同歩▲同銀△8六歩▲同歩△同角▲5八玉△5三角で、ソフトの評価値-205で互角。

ソフトの推奨手は△3五同歩だったようで、▲3五同銀と5段目に銀が出て▲3四歩から▲4四歩の筋で後手も嫌な形ですが、そこで△8六歩と合わせる手があったようです。

以下△8六角と王手で角が飛び出した形に▲5八玉としますが、そこで△5三角と引いて銀取りで受ける展開です。

5三の角が3筋と4筋の受けに利いているのと、後手の飛車が直通になっているので先手も嫌な形です。

△5三角以下▲4四歩△同銀▲同銀△同歩▲8七歩△3六歩▲3八金△5二金で、ソフトの評価値-182で互角。

この手順は▲4四歩から銀交換をする展開で、後手としても3五の銀がいなくなって抑え込まれるという形を避けたのは大きいようです。

最後の△5二金で遊んでいた金を受けに使う展開でいい勝負のようです。

この形は△8六歩と合わせて角が飛び出すのが1つの狙いですが、どのような形にして飛び出すかで展開が違ってくるようです。

どのような形で△8六歩と合わせるかが参考になった1局でした。