端の飛車と香車の攻めの受け方

上図は、角換わりからの進展で△1一飛と8一の飛車が回った局面。ソフトの評価値+437で先手有利。

後手が右玉にしてから飛車と香車で1筋を攻めるのはたまにある展開です。

先手は8八の銀が壁になってこの瞬間に後手から動かれたので先手がやや失敗したのかと思っていたのですが、評価値を見ると先手有利だったのは気がつきませんでした、

次に後手から△1五香があるので、先手がどのような形で対抗するかという局面です。

実戦は△1一飛以下▲2六飛△1五香で、ソフトの評価値+311で先手有利。

この手順は▲2六飛と浮いて飛車の横利きで1筋を受けるつもりだったのですが、後手も予定通り△1五香と走ってきます。

ここで先手には2種類の手があります。

1つは実戦の手順ですが、△1五同香以下▲1六歩△4四角▲3五歩△同角▲3六飛△1八歩▲同香△1七歩で、ソフトの評価値+160で互角。

この手順は、△1五同香に▲1六歩と打って受ける手ですが、△4四角が狙いの1手で▲3五歩から▲3六飛として先手も受けますが、後手も△1八歩から△1七歩の攻めは結構うるさいです。

もう1つは△1五同香以下▲同香△同飛▲1六香△1七角▲1五香△2六角成▲8一飛で、ソフトの評価値+209で互角。

この手順は、▲1五同香から▲1六香と打ってお互いに飛車を持ち駒にして早くも終盤戦のような感じになりますが、▲8一飛と打った手も結構厳しいようでいい勝負のようです。

ただし、最初の局面の▲2六飛はソフトの候補手にもなく、推奨手は▲2四歩でした。

▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2六飛で、ソフトの評価値+335で先手有利。

この手順は2筋の歩を交換してから▲2六飛と引いて受ける手で、先手は持ち駒に歩を多くします。

▲2六飛に△1五香なら▲1二歩△同飛▲2一角△2二飛▲3二角成△同飛▲2三飛成△3一飛▲1五香で、ソフトの評価値+856で先手優勢。

この手順は△1五香と後手は香車を走りますが、▲1二歩が後手の3二の金の形をとがめた手で、△同飛に▲2一角が厳しいです。

以下角と金の交換ですが、飛車が成りこんで▲1五香とした局面は角と金香の交換の2枚替えなので先手優勢です。

▲2六飛に△4四角なら▲3五歩△同角▲3六飛△1七歩▲9五歩△同歩▲9二歩△同飛▲8三角△9一飛▲7五歩で、ソフトの評価値+822で先手優勢。

この手順は△4四角に▲3五歩ら▲3六飛と受ける形で、後手も△1七歩ともたれてきますが、▲9五歩と9筋から動くのが盲点です。

▲9二歩△同香▲8三角と後手陣の弱いところに手をつけて、最後の▲7五歩で手になっているようです。

端の飛車と香車の攻めの受け方が参考になった1局でした。