上図は、△5七桂成と銀を取った手に▲7七玉と逃げた局面。ソフトの評価値-99985で後手勝勢。
駒割りは飛金銀と角の交換で、実質先手の金銀の駒損でここで後手の手番で先手玉に即詰みがあるので大差の局面です。
実戦は△6七成桂▲同玉△6九飛でこれでも以下即詰みですが、分かりやすい手順だったら△6九飛で△6六銀で、ソフトの評価値-99987で後手勝勢。

△6六銀は後手の持ち駒に飛車と香車があるので成立する手で、▲6六同玉なら△6五香と引きつけてから香車を打つ狙いです。
▲6六同玉△6五香▲7七玉△6七飛▲7八玉△6八金で詰みです。
△6六銀に▲7八玉なら△6八飛で、▲同玉なら△6七金▲7九玉△7八香▲6九玉△5八成銀で詰みです。
この手順の△6八飛に▲8七玉も△8六飛▲同玉△8八飛成▲8七歩△7五銀打▲同歩△同銀▲8五玉△8四金で詰みです。
最初の局面から△6七成桂▲同玉△6九飛には▲7八玉△6七銀▲8七玉△7六銀成で、ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

この手順は△6九飛と下から飛車を打って詰ましにいく手で、▲7八玉に△6七銀と打つ変化でこれは少し難しい詰まし方になります。
人間の感覚だと下から飛車を打つのが直感で見えるのが多いと思います。
△7六銀成も詰ますならこの筋ですが、この変化も意外と難しいです。
△7六銀成に▲同玉なら△7五金▲7七玉△7六香▲8七玉△8六金▲9八玉△8七金▲同銀△8九飛成▲同玉△8七飛成▲8八歩△7八香成まで詰みです。
この手順は▲7七玉に△7六香と打てるのが大きく、▲8七玉には△8六金からの一間龍の筋で詰みです。
△7六銀成に▲同玉△7五金に▲8七玉なら、△8六飛▲7八玉△8八飛成▲同玉△8七歩があります。
△8七歩に▲9八玉は△6八飛成以下詰みなので△8七歩には▲7八玉と逃げますが、△6七銀▲6九玉△5八成銀▲7九玉△6八成銀で詰みです。
最後の図面の△7六銀成に▲9八玉なら△8七金▲同銀△同成銀▲同玉△8九飛成▲7七玉△7六銀▲同玉△8六飛▲6七玉△5五桂▲6八玉△8八飛成で詰みです。
なお最初の図面で△6七成桂に▲8七玉なら△7八銀▲9八玉△8七金▲同銀△同銀成▲同玉△7八銀▲9八玉△8八飛▲同玉△8六飛▲9八玉△8七飛成まで詰みです。
よって最初の局面から色々な変化があるのですがどれもそれなりに結構難しいので、現実的には後手玉がまだ余裕があるため即詰みにいかず確実な寄せを目指す指し方もありそうです。
先手玉の詰まし方が参考になった1局でした。