龍を切って寄せる

上図は、先後逆で▲3二銀と打った局面。ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

▲3二銀はどこかで▲2一銀成とする手ですが現時点では後手玉は詰めろになっていません。

先手は受けても仕方ないということで半分形づくりみたいな手ですが、先手に斜めの駒が入ると▲2一銀成から後手玉が詰む形です。

斜めの駒は4七にあるので後手は銀を少し渡しづらいです。

実戦は▲3二銀以下△4二金で、ソフトの評価値-1420で後手優勢。

この△4二金は先手玉の寄せが見えなかったので先受けした手ですがだいぶ甘い手だったようで、△4二金には▲3七金打とすればまだ手数がだいぶ伸びていたようです。

手数が伸びると形勢も逆転しやすいので、決めるときは決めないといけなかったです。

先手玉の寄せが見えなかったのは仕方ないとはいえ、即詰みがあるような場合はきっちりと寄せたいです。

△4二金では△3八龍がありました。

△3八龍▲同銀△同銀成で、ソフトの評価値-99987で後手勝勢。

この手順は△3八龍と龍で金を取る手です。

△3八龍では△3八銀成としたくなりますが▲1七玉で先手玉は詰みません。

後手玉が詰め路でないので無理に詰ましにいかなくてもいいのですが、即詰みがある場合は△3八龍からの寄せになります。

△3八龍に▲同銀に△同銀成でこの局面が詰むかどうかの判断になります。

1筋に位を取って先手玉少し広いのと、この瞬間は先手に飛車を渡したので後手玉が詰めろになっているので、詰ます必要があります。

先手陣は1九に飛車がいるのと、4六に金がいるので少し寄せが複雑になります。

△3八同銀成以下▲同玉△4八金▲2八玉△2七金で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

この手順は△4八金と張りつく手ですが、▲2八玉に△2七金が決め手です。

普通は金はとどめに使う駒なので、△2七金では△2七銀と打ちたくなりますが、▲3七玉とかわされると先手玉は詰まないので要注意です。

△2七金以下▲同玉△3八角▲3七玉△4七と▲2八玉△2七銀▲1七玉△1六銀成▲八玉△2七成銀まで詰みです。

この手順は△3八角と打てば▲1六玉とはできない形なので、以下銀を使って詰みとなります。

後から調べてみればそんなに複雑ではありませんが、今後また同じような局面で詰ませるかと言わればその場になってみないと分からないという感じです。

このような詰み筋はどこかに記憶しておきたいです。

龍を切って寄せるのが参考になった1局でした。