銀の位置を繰り替えて活用する

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲9六歩と突いた変化手順で、ソフトの評価値+331で先手有利。

実戦は▲3六歩と突きましたがあまり思ったほどの展開になりませんでした。https://shogiamateur.com/?p=33769&preview=true

今回は▲9六歩からの展開を調べてみました。

▲9六歩以下△5一角▲5五歩△4五歩▲5七銀△5五歩▲6六銀で、ソフトの評価値+331で互角。

この手順は少し分かりにくいのですが、△5一角は4二の角がやや不安定な位置なので△5一角と引くことで安定させるのと、将来△7三角や△8四角なども狙った反撃含みな手です。

先手は△5一角に▲5五歩と突くのですがこれが指しづらいです。

▲5五歩に△4五歩として▲5七銀と引く形は、△5五歩とされれば先手の1歩損になりあす。

しかし、△5五歩に▲6六銀と銀の位置を変えて次は▲5五銀が狙いです。

▲6六銀に△5六歩なら▲2六飛△3八歩▲5六飛△3九歩成▲1七桂で、ソフトの評価値+326で先手有利。

この手順は、▲2六飛に△3八歩は後手の狙いの手でと金を作って2九の桂馬を取りにいく手です。

ゆっくりしていたら後手のと金が働きそうですが、▲5六飛から▲1七桂と逃げた形は、先手の駒が軽い形で捌けているので先手が少し指しやすそうです。

▲6六銀以下△8四角▲2四歩△同歩▲7五歩で、ソフトの評価値+322で先手有利。

この手順は△8四角は▲5五銀なら△3九角成が狙いですが、先手は▲2四歩の突き捨てがあります。

△2四同歩とさせることでいつでも▲2四飛とできる形にしてから、▲7五歩と後手の角の利きを止めます。

▲7五歩以下△6五歩▲同銀△7五角▲2二歩で、ソフトの評価値+507で先手有利。

この手順は、△6五歩と突き捨てて△7五角は部分的にはありますが、この場合は少し無理気味なようで▲2二歩が数手前に2筋の歩を突き捨てた効果で、△3三桂には▲2四飛があります。

このような展開になると、後手の3四の銀は少し中途半端な位置にあるので後手が指しにくいかと思います。

4六の銀は3筋だけでなく、5筋から6筋と位置を変えて活用するのが面白いです。

銀の位置を繰り替えて活用するのが参考になった1局でした。